45年連れ添った夫を昨年12月に亡くした妻に、天国の夫からバレンタインの贈り物が届いた。自分の死が近づいていることを知った夫が、最期まで妻を思いアレンジしたのは大好きな黄色いバラの花束だった。『Fox News』などが伝えた。
米アリゾナ州在住のデブラ・テニーさんは昨年12月、最愛の夫ランディさん(65)を悪性脳腫瘍の1つである神経膠腫(グリオーマ)で亡くした。1974年に結婚した2人の間には8人の子供がおり、ランディさんはバレンタインデーには必ずデブラさんに花束と詩をプレゼントしてきた。そしてランディが逝って約2か月経ったバレンタイン前日、デブラさんに思いがけないプレゼントが届いた。
自宅に届けられたのは数本の黄色いバラと1本の赤いバラの花束で、デブラさんへの思いを綴ったメッセージカードが添えられていた。デブラさんは花束を目にした時のことをこう語っている。
「黄色の花束を見て、すぐにそれがランディからだと分かったの。彼からのメッセージを読み始めたら、自分の感情をコントロールすることができなくなってしまって。ああ、これはランディからよ。ランディが贈ってくれたのよって胸がいっぱいになってしまったの。」
ランディさんからのメッセージには「バラは赤く、スミレは青い。私は天国から『君をずっと愛してるよ』と叫んでいるんだ。君の永遠の恋人(バレンタイン)より愛をこめて。R.T.」と書かれており、