メッセージを読むデブラさんの様子は家族が動画に収めていた。
動画では、メッセージを読み終えたデブラさんが嗚咽し、そばにいた娘が涙声で「それはダッド(父さん)からよ。ダッドのアイデアなの。ダッドはママにバレンタインを1人で過ごして欲しくなかったのよ」と語りかけてハグをしている。
デブラさんはこの動画をFacebookに投稿しており、「今日、天国から特別な贈り物が届いたの。ランディは亡くなる前に、バレンタインの花束をアレンジしていたのよ。これ以上素敵なことってあるかしら。ランディがいなくてとても寂しいわ。彼は最高なの」と言葉を添えた。
この動画への反響は大きく、「スイートで切ない」「本当に愛し合っていたのね」「45年も一緒に連れ添った夫婦…。素敵だわ」「涙が止まらない」といったコメントとともに拡散した。
デブラさんは在りし日のランディさんについて、次のように明かしている。
「彼は毎年バレンタインデーが来ると、花束と一緒にキザな詩を添えて私に贈ってくれたの。彼の詩はいつも『バラは赤く、スミレは青い』で始まるのよ。彼は太陽のように輝く黄色い花が大好きだったわ。」
「ランディが病に倒れたのは昨年の秋だったの。私たちは奇跡が起こるのを信じて祈りを捧げたけど、ランディさんは誕生パーティも、感謝祭も、クリスマスも祝うことができずに亡くなってしまったわ。最期はとてもつらかったはずなのに、フローリストの友達にメールを送っていたのよ。バレンタインに黄色のバラの花束を届けてくれるようにってね。」
「ランディ、愛してるわ。」
画像は『Deb Taylor Tenney 2020年2月13日付Facebook「Today I got a special delivery straight from heaven.」』『UNILAD 2020年2月15日付「Husband Who Lost Cancer Battle Sends Wife One Final Valentine’s Gift」(Deb Taylor Tenney/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)