英王室ウィリアム王子・キャサリン妃が現地時間15日、2020年初となるジョイント公務のためウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォードへと足を運んだ。弟ヘンリー王子夫妻による王室からの引退表明をめぐって世界中から注目が注がれるなか、夫妻は終始笑顔で公務に臨んでいた様子。ウィリアム王子は途中、自身の幼少期の写真を愛娘シャーロット王女と見間違うという、おちゃめな姿も見られた。
ヘンリー王子・メーガン妃の高位王族からの引退をめぐり、連日さまざまな憶測が飛び交っている英王室。先日はエリザベス女王の招集によりチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子がサンドリンガムの別邸に集合し、数時間にわたる家族会議を開いた。
弟夫妻の突然の引退表明により、家族間の不仲や兄弟間の確執などネガティブな報道が出回っている現在、心身ともに気苦労の絶えないウィリアム王子だが、現地時間15日には妻キャサリン妃とともにウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォードへと足を運び、2020年初のジョイント公務に臨んだ。
インドやパキスタン系など、英国内でも南アジア系移民が多く住む街として知られるブラッドフォード。そんな多様性に満ちたこの街で、夫妻は市庁舎に集まった地元の若者達との談笑を楽しんだり、英国とアジアの文化を融合させたレストランでラッシー(ヨーグルトやフルーツ、スパイスを混ぜて作るインドの定番ドリンク)作りなどに挑戦した。
「キッドマット・センター(Khidmat Centre)」を訪れた際には地元のベーカー、シアマ・アリさん(Siama Ali)が製作した豪華なケーキやカップケーキのディスプレイに出迎えられたウィリアム王子とキャサリン妃。2人はその精巧な作りに思わず目をうっとりさせていた。ゴージャスなケーキやフォトフレームを乗せた“フレーム・カップケーキ”で人気の地元ベーカー、シアマさん。この日はセンターを訪れる夫妻のために、これまでの馴れ初めや思い出の写真をふんだんに使った特製カップケーキなどを用意していた。
ユニオンジャックや王冠をあしらったゴージャスなケーキのほか、夫妻のロイヤルウエディングの様子や3人の子供達、ジョージ王子・シャーロット王女・ルイ王子の写真つきのカップケーキに、