TBSテレビ日曜劇場『グランメゾン東京』が12月29日の放送でついに最終回となる。思えば第1話の放送時間が25分拡大、第2話が15分拡大、そして第10話が20分拡大と、従来の放送枠では納まりきれないほど展開を繊細に描いた濃い内容である。12月22日に最終回前スペシャルとして放送された第10話では、過去の事件によりグランメゾン東京を憎むグルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」の編集長リンダ・真知子・リシャールの動きに鬼気迫るものがあった。
リンダ役の冨永愛は、22日のオンエア後にTwitterで「まさか冷凍庫に隠れているとは…やはりグランメゾン東京にいたのね」「※せっかく祥平が美優ちゃんを追いかけようとしてたのに鬼現る」とその場面を回想した。
主人公の尾花夏樹(木村拓哉)が以前フランスでシェフの修業を積んで二つ星を獲ったレストラン「エスコフィユ」が、数年前にナッツアレルギー事件で潰れてしまった。その時に尾花の見習いとして働いていた平古祥平(玉森裕太)が、第9話でリンダに追及されてナッツオイルを誤って混入させたことを認めた。
当時「エスコフィユ」を推薦したリンダとしては、彼女のプライドを傷つける形になった平古祥平や元恋人の尾花夏樹ら「エスコフィユ」関係者を許せず「グランメゾン東京には絶対に三つ星を獲らせない」というほど憎んでいるのだ。
第10話ではナッツオイルの件が分かりレストラン「gaku」を辞めた平古祥平が、