ラグビーW杯の優勝フィーバーからいまだ冷めやらない南アフリカ。現在、南アフリカ代表チーム「スプリングボックス」は各都市で優勝パレードを行っている。11月7日のパレード初日、政府庁舎のあるプレトリア・ユニオンビル(Union Buildings)にてセレモニーが行われ、大統領がラグビーW杯決勝でのある珍事を明かした。
11月2日、横浜国際総合競技場で行われた南アフリカとイングランドの決勝戦。英国からはヘンリー王子、南アフリカからはラマポーザ大統領が応援に駆けつけた。試合前半はペナルティキックの応酬で終了、勝負は後半へと持ち越された。
後半が始まるとややイングランドに押され気味だった南アフリカ、イングランドにいつトライを決められてもおかしくない場面が続き、ラマポーザ大統領はあまりの緊張にトイレに駆け込んでしまったという。しかしその瞬間、試合が動いた。決勝後半26分、南アフリカのマカゾレ・マピンピ選手が待望のトライを決めたのだ。南アフリカ国民が歓喜に包まれたまさにその時、ラマポーザ大統領はトイレにいたのである。
ラマポーザ大統領は「試合観戦中、ものすごく緊張していました」、「最初のトライを決めた時、あまりの緊張でトイレに行ってしまって」と明かし、周りの笑いを誘った。
また決勝の前日、