大泉洋主演のTBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』で流れる米津玄師による主題歌『馬と鹿』は、ドラマ『アンナチュラル』(2018年1月期)に書き下ろした『Lemon』がそうであったように、ストーリーと見事にマッチして視聴者をより感情移入させる不思議な力がある。その『馬と鹿』のミュージックビデオで振付を担当したのは、これまでも米津の作品を手がけてきた辻本知彦だ。
大阪出身の辻本知彦はシルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性ダンサーとして初めて起用された人物であり、ダンス指導や振付師として数々のアーティストに関わっている。
米津玄師の作品では2016年に『LOSER』のMVで振付を行い、2018年に日本武道館で開催された『米津玄師 2018 LIVE / Fogbound』にゲスト出演すると『Flamingo』のMVで振付を担当、米津がNHK紅白で『Lemon』を歌った時にダンサーを務めた菅原小春の振付も手掛けた。今年に入っても『米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃』で振付を行うなど縁が続く。
その辻本知彦が9月3日、Twitterで『馬と鹿』MVを「振付致しました。素晴らしく色々と絶品です」と紹介した。『Lemon』や『Flamingo』の山田智和が監督を務め、辻本の振付と映像が相まって醸し出す世界観は映画を観ているようだ。
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