米ニューメキシコ州アルバカーキで、ベビーシッターの不注意により車内に置き去りにされた2歳女児が亡くなった。女児は母親が6度の流産の後ようやく授かった‟奇跡の子”で、両親は「こんなに残酷すぎることはありません」と涙に暮れている。
亡くなったのは2歳のザライア・ハシミちゃん(Zariah Hasheme)で9月17日の朝6時半頃、ベビーシッターのタミー・ブルックス(Tammie Brooks、41)の車に乗って自宅を出ていた。ザライアちゃんはデイケアセンターで降ろされる予定であったが、タミーはザライアちゃんが車に乗っていることを忘れてそのまま職場に直行した。
その日の昼過ぎ、銀行での用事を済ませたタミーは、ザライアちゃんをチャイルドシートに乗せたままにしていることにようやく気付いた。ザライアちゃんはすでに意識がなく午後1時27分、駆けつけたホッブズ警察署の職員により死亡が確認された。アルバカーキのこの日の最高気温は28度で、ザライアちゃんは暑い車内に7時間も置き去りにされていた。
ザライアちゃんは母親デミ・ペトロウスキーさんが6度の流産を経て授かった子で、デミさんは「毎日欠かすことなく『子供ができますように』と祈り続けてできた奇跡の子です。もうだめなんじゃないかと諦めかけていた時にザライアを妊娠したのです。こんなことが自分の身に起こるなんて、なんて残酷なんでしょう」と涙ながらに語った。
また父親のザッカリーさんは『KOB4』のインタビューで「ザライアの初めての言葉は‟ダダ(Dada)”でした」と明かすと、