その周りで他の観光客が注意するわけでもなく傍観している様子が捉えられていた。残念なことにビーチの監視員もその様子を見ており、バケツに入ったウミガメを受け取ると監視台の下に保管していたとのことだ。
アンドリューさんの投稿には、「これは重罪でしょ」「彼らは全員最高罰金刑を受けるべきだ」「まったく信じられない。あまりにも悲しくなる」といった批判の声が続出した。
ボカラトン市ではこの問題を認識しており、同市の広報マネージャーであるクリッシー・ギブソンさん(Chrissy Gibson)は観光客の行動について次のように明かしている。
「ウミガメを掘り起こした人達は猛暑の砂浜の中では死んでしまうと思い、湿った砂を入れたバケツに避難させたと話していました。悪意があったわけではないようです。」
しかしウミガメは孵化の最中に移動させると死に至ることもあり、今回のことを受けてガンボ・リンボー・ネイチャー・センターではウミガメの巣に近づかないこと、そしてウミガメには手を触れないことなどの啓蒙ビデオを制作、公開し次のように訴えている。
「ウミガメの産卵や孵化に関して、決して彼らの邪魔をしないでください。どうしてもウミガメの巣が気になるのであればフロリダ州魚類野生生物保護委員会に連絡をください。決してウミガメに触らないでください。」
ちなみにハワイではウミガメに触ると罰金が科せられるが、日本でも一般的にウミガメやその卵の採捕、売買は規制されている。
画像は『Andrew Dymburt 2019年7月2日付Twitter「**YOU DO NOT DO THIS, EVER!!!!*」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)