エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】藤井フミヤが語った猿岩石『白い雲のように』のエピソードから『あな番』に繋がる

彼の10枚目シングル『Another Orion』(1996年8月7日発売)が主題歌に使われたTBS系金曜ドラマ『硝子のかけらたち』にも秋元康が企画協力で関わっている。藤井は昨年7月20日放送のラジオ番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(J-WAVE)で、『Another Orion』はドラマ主題歌になることは決まっており秋元から「船の中のドラマにしたい」と依頼されたことを振り返っていた。

そうした信頼関係にあることから、秋元康が原案・企画を手掛ける日本テレビ系日曜ドラマ『あなたの番です』に思い至る。

ドラマのなかで502号室の赤池美里(峯村リエ)と赤池吾朗(徳井優)が何者かに殺される際、ミニコンポからチェッカーズのヒット曲『ジュリアに傷心』(ジュリアにハートブレイク)が大音量で流れるのだ。さらにその場に居た美里の姑・赤池幸子(大方斐紗子)は頭から袋を被せられて犯行の瞬間は見ていないものの、音楽は耳に残り『ジュリアに傷心』が「トラウマ」になってしまう。

なぜチェッカーズの『ジュリアに傷心』なのかと気になっていたが、秋元康と藤井フミヤの関係に改めて目を向けると納得できた。秋元は藤井に向けたさりげないサービス的な遊び心で選曲したのではないか。もし今後の展開で『ジュリアに傷心』自体に事件に絡む重要な意味があるとすれば「さすが秋元康」と唸らずにはいられないだろう。

画像は『藤井フミヤ OFFICIAL 2019年7月6日付Twitter「十音楽団 無事開幕しました!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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