モーニング娘。及びハロー!プロジェクトの総合プロデューサーとして多くのアイドルを育ててきたつんく♂、現在はモーニング娘。の音楽プロデュースを手掛けている。6月12日に発売されたニューシングル『人生Blues/青春Night』も彼が作詞・作曲・プロデュースを担当しており、7月9日に『つんく♂オフィシャルブログ』でライナーノーツを公開した。楽曲へ込めた思いを分かりやすく解説した興味深い内容で、さらに新メンバー加入に触れつつ年長メンバーの今後に言及している。
『青春Night』については「ファンクな要素を取り入れたディスコサウンド」と解説するなか、歌詞のコンセプトを「この曲で言いたいことはたった一つ。落ち込んでる時間自体が勿体無いってこと」とズバリまとめる。子どもの頃は失敗して怒られても翌朝はケロッと忘れたものだが「なんで、大人になると心が折れるんだろうって、我が子なんて見てても思います」という父親らしい視点も反映されているようだ。
モーニング娘。’19メンバーは歴代メンバーや過去の業績と比較されるプレッシャーもあるだろうが、つんく♂は「現状のベストに挑んで、自分として楽しみ成長してほしいなってそう思います。ガラガラゴー!ですよ。本当に」とエールを送る。彼女たちも『青春Night』を歌いながらそうした思いを受け止めてくれるだろう。
そして『人生Blues』はまず「よく聞いてほしいんですが」とAメロで歌詞のディレイのように聞こえるこだわりを解説している。「怖がるな(お・あ・あ・う)」「戸惑うな(お・あ・お・う)」とメインボーカルの後から効果音のように入るのは「声をパーカッションみたいにして弾(はじ)きたかった」ため、音声加工ではなくメンバーの声で録ったものだ。
事務所から「メロディアスで往年の歌謡曲みたいなさ、口ずさみたくなるやつ頼むよ」とのオーダーを受け、