プロ野球2019年シーズンが開幕した3月29日、福岡・ヤフオク!ドームでは「福岡ソフトバンクホークス×埼玉西武ライオンズ」による開幕戦が行われた。プレイボール前にフォークデュオ・ゆずがグラウンドでオープニングセレモニーのパフォーマンスを披露、スタンドを埋める観客や選手たちを魅了する。
北川悠仁と岩沢厚治はアカペラで『栄光の架橋』を1フレーズ歌って空気を引き締めると、重厚な演奏に乗せてダンサーとともに『虹』を披露した。
『虹』(2009年9月)はCMタイアップをはじめ数々の場面で使われており、中居正広がまだSMAP在籍時に『ミュージックステーション』でゆずと共演した際「勇気をもらえるようで好きな曲。車の中でもよく聴いている」という趣旨を話していた。
ゆずのステージで雰囲気が盛り上がると、さらに歌手の平原綾香による『君が代』斉唱、福岡出身の女優・今田美桜による始球式と豪華な流れが続き、いよいよプレイボールとなった。
試合はソフトバンクの先発投手・千賀滉大が初球から自己最速の161キロを投げて沸かせ、打線では内野手“熱男”松田宣浩が2回に初打席でホームランを放ち1得点、自身の通算1500安打を達成する。
その後も得点を重ね、千賀は6回を投げて3安打無失点4点リードで継投にマウンドを託す。ところが8回表、西武ライオンズは山川穂高の満塁ホームランにより同点に追いつく。
「4-4」のまま延長戦に突入すると、