海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】給料小切手の現金化を銀行で断られた黒人男性、警察に通報される(米)

警察車両がポールさんのトラックの前に立ちはだかった。警察官はポールさんの元にやってくると、車から降りるよう指示してきた。

この時、ポールさんは一瞬自分の身に何が起きたのか分からないまま警察車両の後部座席に乗せられた。後に銀行の金銭出納係が警察にポールさんのことを通報したという事実が判明した。米メディア『Cleveland19』が入手した、銀行員が911に通報した際の音声記録には次のようなやり取りがあった。

銀行員「男性は小切手を現金化しようとしていますが、この小切手は偽物のようで詐欺かもしれません。我々の記録とマッチしないのです。」

オペレーター「彼はあなたが警察に通報したことを知っていますか?」

銀行員「いいえ」

身柄を拘束されたポールさんだったが、警察官がポールさんの雇い主に連絡を入れ、数分後には小切手が本物であり、従業員として働いていることが証明され、無事身柄が解放された。一安心したポールさんだったが、彼は「今回のことは銀行員が人種的に私を差別したのではないかと思う」と話している。

翌日にポールさんは他の支店で小切手を現金化したが、問題なく対応してもらったとのことだ。また警察の声明によると、通報した支店では7月18日以降10件以上もの詐欺があり、金銭出納係が用心深くなっていたことが今回に至ってしまった要因だという。

後に銀行側ではポールさんに対してお詫びと今後の体制について声明を出し、これから彼に接触を試みるとしていた。しかしポールさんとしては通報した金銭出納係から直接の謝罪があることを望んでいるそうだ。

画像は『Cleveland19 2018年12月19日付「Cleveland man alleges racial profiling after bank refuses to cash check, calls 9-1-1」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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