米シカゴのドラッグストアでこのほど黒人女性がクーポンを使おうとしたところ、白人マネージャーの男性に拒否され警察に通報されるという出来事が起こった。アメリカではたびたび黒人差別問題がメディアで取り上げられているが、今回も黒人差別を示唆する報道がなされている。『Inside Edition』『ABC 7 Chicago』などが伝えた。
7月13日の夜、ドラッグストア「CVS Pharmacy」のシカゴ店でカミラ・ハドソンさんがクーポンを使って買い物しようとしたところ、マネージャーのモリー・マトソンさんが「こんなクーポン見たことない。受け付けられない」と使用を拒否した。
理由を尋ねると「偽物に見える」と言われたため、カミラさんが名前とストアでの役職を訊くとモリーさんは失礼な態度に出始めた。そこでカミラさんは携帯電話を取り出しその様子を録画しようとしたところ、モリーさんは背を向け歩き去ったという。「本社にクーポンのことを問い合わせてほしい」と頼んでいるにもかかわらず無視され、カミラさんが後を追うとモリーさんは店の奥に駆け込んだ。すると別のマネージャーが出てきて、カミラさんに「彼は今、警察に通報しているから、あなたは店から出て行ったほうがいい」と忠告された。
通報される理由などなにもないカミラさんは断り、そのまま店内にいた。モリーさんは最初の通報がうまくいかなかったようで、再度カミラさんの目の前で電話を取り「911」コールをした。その時の様子をカミラさんは携帯電話に収め、