逆にこの時期は顧客を余計にイライラさせてしまっているようだ。

実は、Amazonにとってこのような顧客からの非難は初めてのことではなく、昨年も同じ苦情が相次いでいた。しかし、Amazon側はこのように主張している。

「当社は、パッケージ材料の量を削減し最小限の資源使用に抑える活動を継続的に取り組んでおります。世界中の製造業者と協力して追加パッケージを必要としない、自社パッケージで出荷するように商品を設計しているのです。FFPについては、顧客が精算時に選択できるようになっております。稀に、FFPの選択欄が自動的にオンになっていて、顧客が解除しなかった場合はパッケージ無しで商品が配送されることになります。精算時にギフト用の選択をして頂くか、『Amazonパッケージで出荷』の欄にチェックを入れて頂ければ、当社は無料で商品を隠すオプションを提供しております。」

ソーシャルメディアで苦情を訴えた顧客が、果たしてこの選択を正しく行った上で、Amazon側がパッケージ無しの配達をしたか否かは定かではないが、毎年この時期になると顧客からこうした批判の声が相次ぐというのは、Amazon側にも改善すべき点があるといえるのではないだろうか。

このニュースを知った人からは、「商品がむき出しになっていて失望するというだけでなく、ちゃんと梱包しないと破損しやすいし、ラベルをはがずのにも一苦労なんだよ。誰が破損した箱のクリスマスプレゼントを受け取りたいと思うんだ!?」「Amazonが言うように、注文時にギフト用とすれば問題ないことでは？　ちゃんと精算時に確認しない顧客が悪いのにいつでも誰かのせいにするんだな」「でもギフトのラッピングは自宅でする人が多いから、わざわざギフト用で注文する人は少ないと思う」「梱包の箱を捨てる人も多いから、確かに資源の節約にはなるだろうけど…むき出しで送られるとやっぱり嫌」「こういうことがあるから、もうウチではAmazonでクリスマスギフトを注文するのはやめた。Amazonで購入するから失望させられるんだ」といった声があがっている。

画像は『Metro　2018年11月20日付「Amazon accused of ‘ruining’ Christmas after sending out gifts without packaging」（Picture: Metro.co.uk）』『Tori Gabriel　2018年11月20日付Twitter「Gee thanks ＠AmazonUK Now my daughter has seen her Christmas present and has told me she “knew Santa wasn’t real all along”.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）