あるお笑い芸人が集合時刻に遅れた理由を「向かい風が強くて前に進めなかった」と笑いを取っていたことがあるが、このほどアメリカで飲酒運転により捕まった男がそれに匹敵するような言い逃れをして世間のひんしゅくを買った。『CTV News』『New York Post』などが伝えている。
フロリダ州で先月27日、アール・スティーブンス・ジュニア(Earle Stevens Jr. 69歳)が飲酒運転により逮捕された。アールは愛車マーキュリー・グランドマーキーを運転して、ベロ・ビーチにあるマクドナルドのドライブスルーを訪れていた。
ところがアールは、ドライブスルーレーンで並んでいた前方のキア・チャンブリスさん(Kia Chambliss)が運転する車のリアバンパーに何度もぶつけたという。キアさんが通報したことで、現場に警察官が駆けつけた。
警察官はアールの目が赤く潤んでおり、アルコールの臭いに気付いた。そこで「気分はどうだい?」と尋ねたところ、アールは「実に良い気分だ」と答えたという。そして警察官は車の助手席にある茶色の紙袋の中から飲みかけのバーボン「ジム・ビーム」のボトルを発見し、アールに「運転中に酒を飲んだのか?」と質問した。
しかしアールから返って来た答えは「No!」で、このように言い放ったそうだ。
「私は運転中に酒は飲んでいません。赤信号で止まった時と停止線で止まった時に飲んだだけです。」
それこそ“飲酒運転”というものだが、