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writer : ac

【海外発!Breaking News】14歳で余命5年の告知を受けた女性 29年後に大好きだった看護師と再会(英)

こう呼びかけた。

「がんで入院していた時にお世話になった看護師を探したいのです。彼女の名前はデビーです。私は1989年、アデンブルックス病院のA5棟にいました。彼女にどうしても感謝の気持ちを伝えたいのです。」

この投稿への反響は大きく、なんと3日後にリズさんはデビーさんとSNSで繋がることができた。

リズさんがデビーさんを“私の人生に大きな影響を与えてくれた恩人”と語る背景には、次のような想いがあった。

「デビーは私が入院していた4か月間、ずっと私のそばにいてくれました。彼女は他の人にはわからない、私の心が見えたのです。彼女は私が10代で死の宣告を受けながらも、それを覆そうと必死に闘おうとしていたことを知っていました。私は表向きは強がっていましたが、彼女は私が怖くて仕方ないのを知っていました。私のことを本当にわかってくれていたのです。」

「看護師は特別です。外科医のように手術をしてくれるわけでもありませんが、看護師は患者にとって最後の頼みの綱なのです。全ての望みがなくなっても、最後に手を差し伸べて救ってくれるのは看護師なのだと思います。」

「病院にはたくさんの人がお見舞いに来てくれましたが、みんな泣きはらしたような目をして悲しい顔でベッドの周りに立っているだけでした。でもデビーは違ったのです。彼女は寝たきりでべたついた私の髪の毛を見ては笑い、それを綺麗に洗ってくれました。私が車いすに背筋を伸ばして座ることができずにいると『全く怠慢な子ね』と言って、私にもできるような仕事をあてがってくれたのです。病院内の患者への郵便配達が私の仕事でした。」

「死ぬことは怖くて仕方がなかったけど、彼女が心の救いでした。彼女は私に『どんな病気を抱えていたとしても、子供は子供らしくいることが一番よ』と教えてくれました。彼女がいなかったら、今の私はありません。自閉症児の指導教師のアシスタントという仕事をすることもなかったでしょう。だから面と向かって『ありがとう。私は生きています』と伝えたいと思ったのです。」

一方の当時21歳だったというデビーさんは現在、保育園で仕事をしているが、リズさんのことをしっかり覚えていたようだ。

「彼女が14歳で死の告知を受けた時、私はあの部屋に一緒にいたのです。彼女は歩くことも難しい状態でしたし、私は看護師として自分ができることを精一杯しただけで何も特別なことはしていません。子供たちには、入院中でも自分の家にいるように過ごしてもらいたかったので、看護師のアパートに子供たちを連れて行き、ピザを食べ映画を見たこともありました。リズのことは気になっていましたが、余命5年と言われていましたし『もしかしたらもう亡くなってしまったのかもしれない』とも思っていました。こんなふうに私の名前を覚えていてくれて探していたなんて、胸がいっぱいです。」

今月28日、2人は29年ぶりに再会を果たした。リズさんは出かける前に興奮した様子でツイッターにこう書き込んでいた。

「これからデビーに会いに行くの。何を着ていけばいいのかしら。彼女にはたくさんのヒマワリとうちのニワトリの卵を持っていくわ。ツイッターのみんな、ありがとう。私は今、ほんとに幸せよ!」

その後リズさんのツイッターには、2人のはち切れんばかりの笑顔の写真が投稿された。29年ぶりの2人の会話はきっと弾んだに違いない。

画像は『The Salty Cow 2018年6月18日付Twitter「By the power of Grayskull (& twitter) I’m hoping to find my nurse from my teenage cancer experience.」、2018年6月28日付Twitter「Hey guys we did it!!! Thank you xxx」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

29年の時を経て再会した2人(画像は『The Salty Cow 2018年6月28日付Twitter「Hey guys we did it!!! Thank you xxx」』のスクリーンショット)

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