辛い病と2度も闘い乗り越えた女性が、このほど治療を受けた病院の看護師として勤務することになった。夢を叶えた女性の喜びは大きく、病院をはじめ多くの人からお祝いのメッセージが寄せられている。『Today』『The Independent』『Fox News』などが伝えた。
米ジョージア州アトランタに住むモンタナ・ブラウンさん(24歳)は、2歳の時に結合組織の中にできる非常に珍しいタイプの悪性腫瘍「横紋筋肉腫」と診断され、アトランタにある小児病院「Children’s Healthcare of Atlanta 以下、CHOA」で1年にわたる化学療法を受けた。
その後は寛解の状態が続いたが、15歳の時に同じ病を再発し再びCHOAで約1年の治療を受けた。家族で引っ越しをしモンタナさんは新しい高校に入学したばかりだったが、大好きなチアリーディングの活動も辞めなければならなかったことから気持ちの面でも相当辛い思いをした。
しかしCHOAの看護師らは、モンタナさんに誠心誠意を尽くしてくれた。2度目の入院時では2歳の時にお世話になった看護師数人とも会うことができ、化学療法を終えたモンタナさんは「看護師が自分に与えてくれた癒しを、自分もこの病院で病と闘う子供たちに与えたい」と強く思うようになった。
そしてモンタナさんは昨年、同州オーガスタ大学で看護師の学位を取得し、24歳でCHOAの小児腫瘍学を専門とする看護師として勤務することになった。9月25日にCHOAのFacebookで祝福メッセージを受けたモンタナさんは、自身のFacebookでもCHOAでの初勤務を迎えた喜びを綴った。
「私にお祝いのメッセージをくれたみなさん、本当にありがとうございます。神様が私にこのような素晴らしい人生を与えて下さったことに嬉しい気持ちでいっぱいです。24歳にして、治療を受けた病院で働くという大きな夢が叶うなんて思いもしていませんでした。胸につけたCHOAのバッジを見るたび、涙が出るほど幸せな気持ちです。これから素晴らしい職場で働けることにとてもワクワクしています。」