まっとうに一つの仕事に従事しキャリアを築き上げてきた人にとって、その任務が終了する日というのは非常に感慨深いものであろう。このほど米アリゾナ州の公安局にて37年間勤続した警察官がリタイアの運びとなり、最後の任務に涙した。『Inside Edition』『WSMV News 4』『WRGT』などが伝えている。
アリゾナ州のマーク・ギルバーグさんは、同州公安局警察官として勤続37年を誇るベテランだ。しかし3月29日にリタイアの日を迎えることになり、最後の出動を控えて思わず感無量になったのだろう、マークさんの目からは涙がこぼれ落ちた。
車内で無線機を手に取ったマークさんは、涙を堪えながらオペレーターに「1981年3月11日に私のキャリアは始まりました。そしてこれが最後の仕事です」と伝えると、オペレーターの女性も「私も泣きそうです」と返した。これまで37年間、日々握ってきたであろう無線機のマイクを手に、マークさんは一呼吸置いた後このように話した。
「この職務に従事できたことは名誉かつ光栄でした。素晴らしい仕事であり、大きな冒険でもありました。37年と3週間、この仕事を楽しんで勤め上げることができたことに深く感謝します。みなさん、どうか笑顔を忘れないで。」
この言葉を聞いたオペレーターの女性は、