私はこの犬が施設に預けられた挙句に、引き取り手がなく安楽死ということにだけはなって欲しくありません。善意で保護に努める人たちは、いつかはこの犬を助けることに成功するかもしれません。でも犬は、保護される前にこの公園の緑の中にフッと姿をくらましてしまうかもしれません。全ての犬が人間に飼われ愛されることを必要としているわけではないのだと私は思います。人が、人と異なった道を歩むように、犬もまた全ての人に理想的な生き方とは思われなくとも、自由気ままに生きたいと思うのかもしれません。この公園が、この犬にとっては住処なのではないでしょうか。」
常に飄々とした態度で“孤独な流浪者”のように過ごす犬のニュースを知った人からは、「もう13年も公園に住んでいて、住民らもケアしているようだから、このままそっとしておいてあげるのが一番いいんじゃないかな」「でもこの状態がなぜ幸せと言えるの? 年をとっているみたいだし、家族を見つけてきちんと世話してもらう環境に置いてあげた方がいいのでは」「でも全ての犬が、飼われることが幸せとは限らないはず」「この犬に関しては、保護するために捕まえようとするのは間違っている気がする」「餌も水も与えられているのだから、今の状態が犬にとっても自由で幸せだと思う」「もし過去に飼い主に捨てられて、ここで飼い主をずっと待っているのだとしたらかわいそうだね」「もしそうだとしたら、捨てた飼い主を許せない」といった声があがっている。
画像は『Mother Nature Network 2018年3月27日付「Photographer captures bittersweet spirit of a dog who has been living in a park for 13 years」(Photo: John Hwang)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)