記者がハワイ旅行の際に必ず立ち寄るところがある。成田やホノルルの空港に設けられている「JALサクララウンジ」だ。多彩な食事や厳選された季節のワインなどが提供され、多機能なサービスを利用できるこのラウンジでは出発前の気ぜわしさが一切ない。ゆったり過ごすことでこれから始まる旅への英気が養える。

成田国際空港第2ターミナルでは、出国手続きをすると目の前にJALサクララウンジがある。アースカラーを基調にした暖かみのある広い空間に、ビジネスセンター、シャワールーム、キッズルーム、仮眠スペースも併置され、一流ホテル並みのサービスを受けられるラウンジだ。

食事では、利用者にはお馴染みのJAL特製オリジナルビーフカレーをはじめ、和食・洋食・中華と多彩なメニューをいただける。3つ星レストランでも提供されている「メゾンカイザー」の天然酵母の焼きたてパンも人気で、11月のJALラウンジ限定パン「リヴィエラクミンレザン」は、小麦粉とセモリナ粉を使用した生地に、サルタナレーズンとクミンシードを練りこんだスパイシーなパンだ。ブッフェ台は常に料理が補充され、まさに一流ホテルのロビーラウンジやレストランと遜色ない。朝食にはスクランブルエッグや、炊き立てのご飯に味噌汁、焼き魚、昼食や夕食にはスパゲティや手まり寿司、丼メニューなどフライトに備えてここで腹ごしらえできる。季節のワインやこだわりの日本酒も楽しめるので、軽く一杯たしなむのも良い。

フライト前にさっぱりしたい人には、シャワールームも利用できる。混雑時にはページャー（ポケットベル）が渡されて、自分の順番が来るとブルブルッと震えて呼び出してくれるので待ち時間を無駄に過ごす煩わしさがない。夜便のハワイ線に乗る人にとっては、仕事帰りなどにシャワーを浴びることができるためとても快適だ。清掃も完璧でアメニティも充実しているので、気持ちよく使用できる。

他にも子ども向けDVDも視聴できるキッズルームで子どもを遊ばせたり、ビジネス機能が充実したビジネスセンターで出発前に済ませておきたい仕事を片付けることもできる。また、今年10月からはメディカルマッサージチェア「3 S匠」が増設された。「首肩専用」「腰専用」上下二つに分かれたメカが、まるで人の指のようなねばりのある揉みを実現し、深く広くたまったコリをやわらげる。心地良いリラックスから活動しやすいリセット状態へと導く「ストレス解消コース」など、医学分野のスペシャリスト4名が監修した全4コースから自分に合ったコースを選び、出発前に体もリフレッシュさせることができる。