writer : ume

熱い、ウマイ、楽しい!!「石焼らーめん火山」が東京で初噴火

“最後のスープ一滴まで熱々のラーメンが食べたい”。ラーメン好きなら誰しもが望む熱い思いが実現したラーメンがある。栃木発のご当地ラーメン“噴火するラーメン”「石焼らーめん火山」だ。14周年を迎え、2015年には1,000万食を突破した話題のラーメンが食の激戦地、下北沢に東京初出店した。熱々を求め、記者も早速訪れてみた。

300度に熱した石鍋で作る「石焼らーめん」は目の前に運ばれてくると、まずスープがかからないようエプロン代わりの紙を持つ。ここで初めて熱々のスープが注がれる。高温の石鍋にスープが入った瞬間、火山のマグマが噴火したかのごとくグツグツ煮えたぎる様は圧巻で驚きと笑いに包まれる。「火から石鍋を下ろし客席でスープを入れるまでが勝負」と言う通り、タイミングが数秒でもずれると噴火は起きない。熱さと楽しさを失った石鍋は即座にキッチンに戻される徹底ぶりだ。

300度に熱した石鍋に熱々のスープを注ぐタイミングが大事

下北沢店では既存の9種類あるメニューから人気の5種類、完熟みそ、醤油、雷みそ、とんこつ、焦がし焼豚麺3枚(スープは3種類の醤油、味噌、とんこつから選択)を厳選し、より石焼らーめんを知ってもらいたいと言う。

老舗味噌屋のごま味噌を味噌玉にして溶かしながら食べる味噌味や、コクがある醤油、花山椒が入った辛さがあとを引く雷みそ、臭みのないとんこつ味、贅沢な厚みの焦がし焼豚麺。5品全てスッキリとした味わいの鶏ガラスープをベースに、各々の味をプラスすることで旨みが増す。石鍋はもちろん、取り分けて食べる小鉢まで、油断するとやけどしそうになるほど激熱だ。280gもあるという大量の野菜の下に隠れていた中太のちぢれ麺をフーフー言いながら口に運ぶと「ウマイ!」自然と頬が緩む。

とんこつらーめんとの相性抜群のミニ丼「めんたい高菜ごはん」

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