AKB48チームBの渡辺麻友が6月17日、『第9回AKB48選抜総選挙』の開票結果が発表された会場でグループから卒業する意思を明かした。AKB48チーム4でキャプテンを務める高橋朱里が、渡辺の卒業発表を聞いた胸のうちを同日に『高橋朱里(juri_t_official)ツイッター』でつぶやいている。高橋が11位で選抜入りした際のスピーチは、次世代を担う立場としてAKB48を盛り上げようという思いが込められていた。それだけに渡辺先輩に一歩近づけた矢先の卒業発表を「早過ぎる」と感じたのではないか。
2006年、『第三期AKB48追加メンバーオーディション』に合格した渡辺麻友はユニット・渡り廊下走り隊7でも活躍して“アイドルのなかのアイドル”と呼ばれる存在だ。そんな彼女も23歳となりドラマ出演など次の可能性を広げるタイミングでもある。今回の卒業発表について自身も「AKBでやり残したことはないと思っています」と話しており、後輩にバトンを渡す時だと考えたのだろう。
一方2011年2月に12期としてAKB48に入った高橋朱里はチームA時代に川栄李奈、田野優花、大島涼花らと「ksgk(クソガキ)」と呼ばれた頃からキャプテンの横山由依に可愛がられて成長し、19歳の今はチーム4キャプテンとして貫録さえ出てきた。今回のスピーチで本家AKB48から姉妹グループへファンが流れていることに触れ「皆が一周回ってまたAKB48に戻ってきた時にAKB48が輝いている存在であるように精進したい」と率直に話すあたりは彼女らしい。