AKB48発のユニット・渡り廊下走り隊7が、音楽番組『MUSIC JAPAN』の収録に出演して初期の楽曲『完璧ぐ~のね』を披露した。収録に参加した多田愛佳らがGoogle+で伝えており、観覧したファンからも「ワロタが生で見れて嬉しかった」などの反響があった。同ユニットはオフィシャルサイトで解散することが発表されており、今回の収録が最後のパフォーマンスとなりそうだ。
2008年に渡り廊下走り隊として結成されてからメンバーの変化もあったが、現時点で渡り廊下走り隊7のメンバーは渡辺麻友、仲川遥香、多田愛佳、菊地あやか、岩佐美咲、浦野一美、平嶋夏海となった。
当初はAKB48の中でも若手による初々しさが売りのユニットだったが、やがて渡辺麻友はAKB48のエースクラスとなり、仲川遥香はJKT48で、多田愛佳はHKT48で活躍。岩佐美咲は演歌歌手として成功した。それぞれの立場で活動するようになったのが、解散を発表した最大の要因ではないか。
浦野一美は舞台で忙しく、平嶋夏海は2012年に活動を辞退した後に、今年の『AKB48 32ndシングル選抜総選挙』に立候補して62位となりフューチャーガールズ入りを果たしている。各自がそうした状況で、渡り廊下走り隊7の解散は自然消滅的なものになるかとも思われた。
だが、多田愛佳が12月2日に『多田愛佳 Google+』で、「今日は、ミュージックジャパンの公開収録でした!」、「渡り廊下走り隊の完璧ぐーのねを収録しました!」と伝えており、「はるごんは、ジャカルタだからいないけど、みんなで写真!」と集合写真を公開したのだ。そこには、渡辺麻友を真ん中に、多田愛佳、浦野一美、岩佐美咲、菊地あやか、平嶋夏海の笑顔が写っていた。
平嶋夏海も『平嶋夏海 Google+』でMJの収録について、「登場したとき、完璧ぐ~のねを歌いますといった時のみなさんのわー!って声がとっても嬉しかったです」と感激していた。彼女は渡り廊下走り隊7が12月25日に出すコンプリート・ベストアルバムにも参加することから、「アルバムのジャケ写も公開しましたね! 初恋ダッシュの時のような制服」と伝えている。
3日に日付が変わった頃には、浦野一美が『浦野一美 Google+』で「私ったら、また着ちゃった」と収録での衣装を披露。「ラスト制服かな?」と、ユニットメンバーが集まるのは最後ではないかと示唆した。ファンも「現場で見てました! もうワロタが見納めかと思うと寂しいですね」とそれを感じているようだ。
浦野へのコメントにも、「今日、MJ見に行ったよ。ワロタが生で見れて、久しぶりに歌ったシンディー、なっちゃんが見れて嬉しかったです。ワロタは最高です」とあるが、このタイミングで渡り廊下走り隊7が集まってパフォーマンスをすることは予想外だった。NHK『MUSIC JAPAN』のホームページで公表されている12月5日の出演者には名前が見当たらず、その後の放送となりそうだ。最後となるかもしれない渡り廊下走り隊7のパフォーマンスは見逃せない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)