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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】日本発・身障者専門“性介助”サービス海外でも着々と 「男性ならごく自然なこと」と手の天使たち

そうした団体はサービスはあくまでも福祉の一環だとしているが、「風俗と何ら変わらない」という批判の声ももちろんあるという。しかし事業主もボランティアも真剣そのもの。「障がい者も健常者と同じように性的欲求が沸きあがる。これは体にとって自然なこと。食事や排泄の世話と同じように、本人が出来ないならその解消に手を貸してあげるのみ」として、性介護サービスの重要性を訴える。

実はこの“射精介助”の動き、発祥の地は日本であった。2011年10月に設立された一般社団法人『ホワイトハンズ』。2013年にはメディアにその活動を大きく取り上げられ、動画で“障がい者の性、人間の性欲と心のつながりにもっと関心を”と訴えた。代表の坂爪真吾氏は「例えばダウン症の息子さんについて“天使のような子。性欲なんてまさか”などと言っていたお母さんが、テレビにAKBが出た途端に激しい性的興奮を見せた息子にショックを受ける、そんなことがあるのです」などと語る。

『ホワイトハンズ』のスタッフの数は約20名。登録制でほとんどが介護資格(ヘルパー2級以上)を持つが、看護、医療の分野で働いた経験を活かしている方も多いという。また利用登録者は今年2月28日現在で18都道府県の598名だそうだ。男性は年齢があがるにつれ、性欲の出現に抗えなくなる日が必ず来る。自らの力ではどうしてもそれを解消できずに苦しむ障がい者、家族の苦悩、それに寄り添うスタッフの優しい心と手。社会全体がこの意外な現実を温かい目で理解する姿勢が必要である。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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