特番「住めBARみやこ」は、銀シャリの2人がトレードマークの青いスーツを脱ぎ、鰻和弘がBARのママに、橋本直が客に扮して「京都市の北部山間地域への移住」をテーマに繰り広げたトーク番組だ。BARのカウンターで鰻ママの隣に立ち、お酒を作っている“麻呂風の男性”は、平安時代からタイムスリップしてやってきたダンスユニット「平成KIZOKU」のリーダー・麻主麻呂(ましゅまろ)である。メンバーの麻呂八華(まろやか)と麻倶呂(まぐろ)とともに、京都各地に出没し、独自のテイストで京都の良さを動画で発信しているのだ。この動画を観た銀シャリも「京都市もオモロイことやるやん! ダンス、キレッキレやな~!」と称賛した。
これまでに「平成KIZOKU」の動画は13本あり、すべて特設サイト(http://www.heisei-kizoku.jp/)で視聴できる。3月21日に公開された最新動画「大学のまち京都」編では、それまでの歌舞伎や能を意識したような音楽が流れる動画ではなく、麻呂風ルックスはそのままに「皆の衆、勉強しておるか~?」とパンクロック調の曲を英語で歌い、ノリノリで弾ける平成KIZOKUが新鮮だ。
平成28年10月から京都市が制作し、順次公開している同動画シリーズは、SNSで「歌と踊りがかっこいい」「頭から離れない」などとリツイートが続出し、中国でも動画サイトなどで紹介されている。これまでに「面白い」「京都に行きたくなった」「ダンスがやばい」「ぶっ飛んでいる」「公式で作るところがすごい」「さすが文化都市。前衛的だ」などの反響があった。
銀シャリも「キレッキレ」と驚いたダンスは、実は平成KIZOKUの十八番。彼らは「TRIQSTAR」という海外でも活躍するダンスユニットのメンバーで、マドンナの専属ダンサーや自身のパフォーマンスで海外に招かれるなど、世界で多方面から絶大な支持を受けるダンスの実力者なのである。
他にも突然、ごみ箱の中から平成KIZOKUが飛び出して踊り始める「こごみアプリ」編、朝の寺院で平成KIZOKUが座禅を組む「京都の朝観光」編、マグロの被り物をした麻倶呂がキレのあるダンスを披露する「中央市場」編、京都らしい町並みの石畳みで3人揃って踊る「歩くまち京都」編などが公開中で、これまでにシリーズ累計再生数は70万回を突破している。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)