イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】『スター・ウォーズ』ジョン・ボイエガ、大先輩黒人俳優に激怒 「英国出身の黒人が米黒人を演じては駄目ってか?」

先日、サミュエル・L・ジャクソンは“異人種間カップルのうち黒人男性が体験する恐怖”を描いたホラー映画『ゲット・アウト(原題:Get Out)』の感想を求められ、こう答えた。

「良いと思うね。やれるところまでやって、客も満足しているんだから。」
「でも、あの映画に出ている若い黒人(ダニエル・カルーヤ)は、英国人なんだぜ? これら映画には、多くの英国出身の黒人が出演している。米系黒人としてここで生きてきた役者が出演したら、どんな映画になるだろう。俺はいつもそう思うね。」

またサミュエルは「英国人の役者を選ぶお偉いさんがハリウッドに多いのは、彼らがアメリカ人ほど多額のギャラを要求しないから」などとも語り、このように続けている。

「ダニエルは、異人種間での交際が始まって100年も経つ国で育ったんだ。アメリカの黒人は、それをどう判断するだろうね? 当然、監督も(文化の理解は)助けてあげたんだろう。万国共通のこともあるだろうけど、全てがそうとは限らないから。」

要するに「英国の黒人がアメリカの黒人を演じるのはおかしい」「アメリカの黒人ならキャラクターの苦しみや悩みに共感できるのに」という主張だが、これを知ったジョン・ボイエガには過去に若いアメリカ人を演じた経験もある。よってこのサミュエルの発言を非常に不愉快に感じたらしく、こうツイートした。

「英国の黒人vsアフリカ系アメリカ人。そんなくだらない確執にかけている時間なんて、俺達にはないね。」

これに対し、ファンからは「アメリカの役者は、アメリカ人じゃない役者に仕事を取られて悔しいんじゃないの?」という声、また逆に「年長者は敬うべき。彼ほど立派になってから意見せよ」というコメントが噴出している。しかしアメリカの映画ファンは「怖かった」「笑ってしまうシーンもあって、まさに秀作」とこの作品を非常に高く評価しており、批評家からも作品を褒める声が多くあがっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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