ハリウッドになくてはならない名脇役と言われているサミュエル・L・ジャクソン。彼がこのほどハリウッド・メディアに対し、「頼むから俺とローレンス・フィッシュバーンを混同するようなことはしないでくれ」とプライドを込めて訴えた。この2人はそんなに似ているのであろうか。

ハリウッド映画やTVドラマで大活躍というこの2人の俳優。写真・左はローレンス・フィッシュバーン（52）、映画では『マトリックス』シリーズ、『ミッション：インポッシブル3』、そしてTVでは『CSI：科学捜査班』に出演して安定した人気を誇っている。身長は184cmだがそれより大柄な印象もある。そして写真・右はサミュエル・L・ジャクソン（65）。数々の優れた映画作品に出演してきた名脇役であるが、ここ5年の間だけでも『マイティ・ソー』、『アベンジャーズ』、『アイアンマン2』、『ジャンゴ 繋がれざる者』といった大ヒット作品を持っている。

そんなジャクソンが、アメリカでは今月14日（日本では3月14日）の公開が予定されている新作『ロボコップ』のプロモーションを兼ね、このほどジョージア州アトランタで、ロサンゼルスKTLA局との中継インタビューに応じた。「先日のNFLスーパーボウルで車のCMに出演していましたね。どんな気分でした？」とジャクソンに尋ねたインタビュアーのサム・ルビン。だが、韓国の自動車メーカー「起亜自動車（Kia Motors Corp.）」のCMに出演していたのは自分ではないとして、ジャクソンは一瞬イラッとして見せる。

ルビンは、自分の右手にいるスタッフからも「ローレンス・フィッシュバーンと混同していますよ」と指摘されたもよう。慌てて謝罪するもジャクソンは「俺たち別に似てないし」と結構ヘソを曲げてしまった。ルビンが『ロボコップ』の話題を始めようにも、彼はフィッシュバーンばかりかモーガン・フリーマンの名前や出演しているCMの内容を挙げ、「3人とも黒人で、しっかりと活躍しているぞ。それとも黒人なんて皆似たようなものってことか。君はエンタメが専門なんだろ？　俺たちの違いをちゃんと分かっているか？」ともう『ロボコップ』の宣伝はそっちのけであった。笑いながらではあったが異様にまくし立てたジャクソン。内心はカンカンだったのではないかと話題になっている。ちなみに彼の身長は189cm、実はフィッシュバーンより大柄である。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）