このほどニコール・キッドマンが全米映画俳優組合賞授賞式に登場。そこでインタビューに応じたニコールは、映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』についてこう話した。
「妹と夫がこの映画を観たの。その後、2人は泣きながら出てきて私にハグを求めたわ。その時、映画の出来栄えが素晴らしいんだと確信したの。」
「映画を観てこのような反応をしてもらえるなんて、素晴らしい。そう思ったわ。」
むせび泣いてしまったニコールの夫キース・アーバンは、「本当に、本当に美しい映画だったよ」とこの作品を絶賛したそうだ。私生活では元夫トム・クルーズと2人の子を養子に迎えた妻、そして普段からとても愛情深い妻の姿を映画のキャラクターに重ね合わせてしまったのかもしれない。
ちなみに同作品に出演したデヴ・パテルは、ニコールとの共演をこう振り返っている。
「最初は、ビビりまくっていたんです。」
「すごく不安で…。でも皆さんが、僕をある部屋に招き入れてくださったんです。ニコールがそこにいるのは知らなかったんですが、監督と一緒に座っていらっしゃって…。」
デヴはニコールが養子に迎えた子の成長後を演じているが、ニコールは彼との共演ですっかり母親の気分になってしまったのだそう。真面目で大人しく神経質なイメージの濃い女優だけに、デヴは正直ニコールとの対面に恐怖心を抱いていたもようだが、一方のニコールは役になりきり、我が子のように思うようになったとのこと。髪や顔を優しく撫でたほか、手までつなぐほど心の結びつきを感じ「嬉しく思ったわ」と明かしている。
映画の日本公開は、今年の4月7日。作品の評価は非常に良く、ニコールのファンもそうでない人も心から楽しめる素晴らしい作品に仕上がっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)