年齢を重ねると、なぜか「よく眠れない。眠りが浅い。早朝に目が覚める」と誰もが悩むもの。それに加え激務と超人的なスケジュールに追われ、夜は重い責任感と興奮したままの神経を鎮める努力をしながらベッドへ。重すぎるプレッシャーを避けて通ることなど決してできない、それがアメリカの大統領に就く者の運命であろう。
選挙前に示された医療記録で、主治医のハロルド・ボーンスタイン博士が「血液中のコレステロール値を下げるための薬『スタチン』、そして低用量のアスピリンを服用するが心電図は現在正常、タバコは吸わない。健康状態は良好で大統領にふさわしい」と示していたトランプ氏は現在70歳。来年1月の就任後、健康的な心身を保ちながら国内外を飛び回るハードなスケジュールをこなし、任期満了の日まで頑張っていくことが何より重要である。
しかし「ドナルド・トランプ氏には、職務中に心筋梗塞を起こして倒れるのではないかという不安があります」とショッキングな言葉を放ったのは、医療コンサルタントとして広く活躍しているイギリスの心臓専門医のパトリック・ヘック博士である。トランプ氏と同年代の男性が起こす心臓発作を無数診てきた専門医としての感想を、博士はこうコメントしている。
「不休不眠の猛烈なスケジュールでキャンペーン会場はどこも大興奮の渦。70歳の男性にとって選挙前のあのキャンペーンはどれほどハードなものであったことか。特に最後の数週間、そして大統領選で勝利して以降の強いプレッシャーはただ事ではないはずです。」
「キャンペーン期間中にトランプ氏が心臓にダメージを受けた可能性は十分にあります。平均的アメリカ人男性として暮らせるのであれば寿命まであと14年と言いたいところですが、トランプ氏の場合は身長190cm、体重は100kg超とかなり大柄ですし…。」
また婦人科が専門のカレン・モートン博士は「プライベートライフ、特に奥様との関わり方が男性の人生を大きく左右することがあります」と語り、2005年に結婚した美しいメラニア夫人(46)との関係がトランプ氏の命を縮める可能性があることを指摘している。若い妻を娶った男性が、時には精力増強剤やED治療薬の力を借りながら「彼女のためにもっとエネルギッシュな夜を演出しなければ」となどと頑張り過ぎてバテてしまう例は少なくない。
最高のプライベートジェット機で全米を余裕で回るも、「やはり熟睡できるのは自分のベッド。夜は自宅で過ごしたい」などとトランプ氏には神経の繊細さを感じさせる発言もある。その一方でダイエットコークやケンタッキーフライドチキンを好んで食べ、息子バロン君(10)の成長とともに食生活はますます肉食に傾いていくものと思われる。“ドナルド・トランプ米大統領、職務中に…”といった速報が流れ、世界に激震が走るような事態だけは勘弁願いたいものである。
出典:http://www.express.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)