何回もメンバーの入れ替わりを経験しながらも、唯一のオリジナルメンバーとして「チャットモンチー」で2000年から活動を続ける橋本絵莉子。現在は福岡晃子とともに2人編成であり、先月11月30日には両A面シングル『majority blues / 消えない星』をリリースした。

その橋本は、ロックバンド「tacica」でギター、ボーカルを担当する猪狩翔一と2010年に入籍していたことを2013年5月に公式サイト内の「DIARY」で発表し、すでに3年前に結婚していたとして周囲を驚かせた。同時に妊娠6か月であることも発表していたが、10月16日の「DIARY」で「無事にひとりの人間が誕生しました。まっさらな人生の始まり。私もまた同じように、新しいスタートを切ります。」「私も息子も元気です。」と出産を終えたことを報告した。

現在3歳になる男の子の子育て中でもある橋本が、“新米ママへの応援歌”を歌っている。作詞・作曲はCMなどの音楽映像作家としても活躍するミュージシャン・永野亮によるものだが、橋本の歌声は新米ママに優しく語りかけるようであり、ママたちの気持ちを代弁しているかのようだ。

この曲が流れる動画には、新米ママの疑問「なんで？」がいくつも登場する。「なんで泣いてるんだろう？」「なんで私、上手にあやせないんだろう？」「なんで私、こんなに不安なんだろう？ 」「なんでずっと抱きしめていたいんだろう？」「なんですぐ大きくなってしまうんだろう？」「なんでこんなに愛しいんだろう？」など子育て経験のある人が心に抱きそうな「なんで？」が、動画に出演している14組の親子とともにテロップで映し出される。

橋本が出産後に「私もまた同じように、新しいスタートを切ります。」と綴ったように、初めての出産は新しいママの誕生でもある。初めて経験することの連続で戸惑いや不安を覚えたり、わが子に愛おしさや喜びを感じるママの心情を表している映像に、自身もママである橋本の歌声が優しく背中を押してくれるような動画となっている。

（TechinsightJapan編集部　関原りあん）