「どこに行っても英語は通じる。」
そんな思い込みを持ち海外に行く英語圏の人々は多いが、キム・カーダシアンもフランス語の知識のないままフランスに滞在していたもようだ。このほど事件現場でコンシェルジュとして働き「私も犯人に手錠をかけられた」という人物が『エンターテイメント・トゥナイト』の取材に応じ、このように振り返っている。

「警察の格好をした人達がやって来て…。キムは最初の数秒間、何が起きているのか理解できずにいました。」

そして何を思ったか、キムは「この人達は私の電話を欲しがっている」と勘違いしてしまったという。

「そうなんです。すると強盗はフランス語で『電話は必要ない』と言ったのです。英語が分からないからです。でもキムもフランス語が分からなかった。男は金、金、金と要求していました。」
「でもキムは『この人は私の指輪を欲しがっている』と勘違いして、手を見せたのです。その手には指輪がなく、男は『指輪はどこだ？』と…。そしてキムは指輪を差し出したのです。テーブルに置いてあった指輪をね。それを男はポケットに入れました。」

しかしその後も男のうち1人は「金は？　金はどこにある？」と執拗に要求したのだそう。コンシェルジュは「キムさんは多くの現金を持っていません」と伝えたが、男達は「ならば」と宝飾品を要求したという。

「そう、つまり宝飾品目当てに押し入ったわけではなかった。望みは現金だったのです。」

そこでキムは宝石箱ごと手渡し、男は受け取るなりそれを鞄に詰め込んだそうだ。

これまで「強盗はキムがSNSでたびたび披露していた豪華な宝飾品を狙っていた」との見方が報じられていたが、狙いはあくまで現金だったもよう。ちなみに盗まれたダイヤだが、これを売るのは難しいらしく「ほぼ不可能だろう」という報道もある。というのもキムが持っていたものは品質が非常に良く稀なダイヤで、カットして売却するにせよ「一般的には出回らないものだ。捜査対象とすべき」とあっさり見抜かれる可能性が高いというのだ。

いまだ逮捕には至っていないが、世界を揺るがす強盗事件を起こした犯人の未来はないに等しい。すでに犯行後に撮られたと思しき監視カメラの映像が公開されているうえ、彼らが強奪した宝飾品は売却困難なものだったのだから。

出典：https://www.instagram.com/kimkardashian
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）