このほどタイカ・ネルソンが兄の訃報を聞いた日を振り返り、『Entertainment Tonight』に当時の心境をこう打ち明けた。

「たった2単語の電話だった。そう、『He’s gone』と言われたの。電話の主が何を意味しているのか、すぐに理解できたわ。」
「この私は、（そのような事態になるだろうと）2年も心の準備をしていたの。そうなることは分かっていたから。」

そんな彼女に対し、プリンスはかつて意外な話をしていたという。

「2年前のことよ。プリンスはこう言ったの。『自分がしなきゃならないこと。それは全部やり終えたんだ』ってね。それからの2年間は、（兄が死ぬと思い）本当に辛かったわ。」
「（プリンスが亡くなるという事実に）私は2年間かけて対処することができた。でも多くの人は彼を4月に喪ったばかり…。だから今の私のように立ち直るには、あと1年半ほどかかるでしょうね。皆さんが傷ついている―それについては私も本当に気の毒に思っているのよ。」

ちなみに彼女によるとプリンスには未発表の曲が多くあり、それを今後発表したい考えだという。

「彼はものすごい量の音楽をかいていたの。そして一度はこう言っていたわ。“世界で最も多くの作品をかくライターのひとり”として覚えていてもらいたいって。だからその夢を叶えるため、私ができることは全てするつもりよ。」

多くの作品を世に出し、世界中の音楽ファンを熱狂させたプリンス。彼の死から半年が経過する今もファンの悲しみは癒えぬままだが、今後タイカら関係者の尽力で、未発表の曲の何作かが世に出る可能性もありそうだ。

出典：https://www.instagram.com/prince
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）