エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】ふなっしー、念願の武道館単独ライブに感無量「これが武道館かぁ」

千葉県船橋市の非公認キャラクター・ふなっしーが、23日にご当地キャラとして史上初となる日本武道館(東京都千代田区)単独公演を開催した。ふなっしーはかねてから武道館でライブをやりたいとたびたび明言しており、このたび夢が叶った形となった。ふなっしーの夢の実現に立ち会おうと、1万2000人のファンが武道館に集結した。

「これが武道館かぁ」 武道館を全身で受け止めるかのように、そうつぶやいたふなっしー。念願の武道館で中央に設置されたステージに立ち感無量の様子だ。「みんなの思いが詰まったいい武道館なしな」と感慨深げなふなっしーを、天井近くまで客席を埋めたたくさんの梨友(ふなっしーファン)が360度全方位から見つめる。台風一過の東京で開催された『ふなっしー夏祭り2016 ~梨祭 NASSYI FES.~』に集まった梨友は1万2000人。台湾や米ロサンゼルスから来たという強者もいた。

このライブには、ゲストも続々登場。全員がイベントやテレビ番組で共演したり、音楽活動に携わったりした、ふなっしー縁のゲストであり、まるでふなっしーの足跡をたどるかのようなラインナップだ。

テレビ番組でたびたび共演し、ふなっしーファンを公言している神田沙也加もサプライズ登場し、ふなっしーに質問することに。神田から「私とLINE交換してくれますか?」とまるで公開プロポーズのように申し込まれたふなっしーは、照れながらも「しますっ!」と答える。これにテレビ番組の企画で3週間南極の旅をともにしたアントニー(マテンロウ)が一段と体が熱くなったと冷やかした。

アンコールではドラマ『ふなっしー探偵』(フジテレビ)で共演したアンジャッシュ・児嶋一哉が登場、武道館をとりあげた爆風スランプの名曲『大きな玉ねぎの下で』を歌うふなっしーを見守った。オリジナルでボーカルを務めるサンプラザ中野くんから、今回歌う許可をもらったというふなっしー。彼が熱唱する間、広い客席のあちこちでヘドバンビームライト(ふなっしー公式グッズ)が星のように光り、印象的な情景となった。

ヘドバンビームライトが星のよう(出典:https://twitter.com/funassyi)

ふなっしーと言えば、体調を考慮して長時間ステージに立つことは難しい。この武道館単独ライブではその点が気がかりであったが、途中に何回か梨汁をチャージするために休憩を挟んだ。しかし、その間も何かしらの演出がなされて、ステージにふなっしーが不在でありながらも客席を飽きさせない工夫があった。それでも「4曲目ともなると体の節々が痛い」とこぼしたり、たくさんの梨友の笑顔から元気をもらってパワーを復活させる一幕も。ふなっしーらしく体を張ったパフォーマンスもあったが、終わってみれば2時間を超すステージを無事に完走した。

元気が出る曲、みんなで踊る曲、泣ける曲ありのライブをすべて終えたふなっしーは、ほかの出演者たちがいなくなってもひとりステージに残り、体をそれぞれの方角に向けて深々とお辞儀をして最後まで夢の時間をともにした梨友に感謝した。そしてその姿が見えなくなるまで、『ふな ふな ふなっしー♪』を歌いながらステージを去っていった。

今回登場した出演者は以下のとおり。高見沢俊彦、気志團、アントニー、いとうまゆ、児嶋一哉、小島よしお、神田沙也加、横町藍。
ゲストキャラクターは、ちっちゃいおっさん、カパル、コタロウ、ふなごろー、ふにゃっしー、コアックマ、アックマ、ニャジロウ、ポコタ。

ふなっしーは、武道館公演の出演料とグッズのロイヤリティを熊本に寄付すると発表。同公演は今月29日に大阪城ホールでも開催される。

出典:https://twitter.com/funassyi
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)