エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】松本隆の着目が渋い “クミコ with 風街レビュー”の新曲MVにコメント

歌手・クミコと作詞家・松本隆によるプロジェクト“クミコ with 風街レビュー”による新曲『さみしいときは恋歌を歌って』のミュージックビデオが公開された。松本隆もその一部を自身のツイッターに投稿して見どころを解説している。

9月7日にリリースされる両A面シングル『さみしいときは恋歌を歌って/恋に落ちる』のうち『さみしい…』は秦基博の作曲、冨田恵一の編曲による作品だ。そのMVにはクミコだけでなく歌詞を書いた松本隆、秦、冨田の姿も映る。

松本は8月29日、『松本隆(takashi_mtmt)ツイッター』でそのMVについて「カメラの人の気配の消し方が上手なんで、ほとんどみんな撮られてるのを忘れてますね」と解説する。レコーディング風景を撮影したものだが、みな自然体だ。

「世代の違うスタッフが和気あいあいと真剣に仕事してる姿を見てください」という松本隆。一般的にはクミコの歌についてや楽曲作成、レコーディングの裏話などを話しがちだが、カメラマンの上手さから切り込むとはやはり一味違う。

クミコと言えば2010年に初出場したNHK紅白で『INORI~祈り』を歌って注目され、昨年は作曲:つんく♂、作詞:湯川れい子による『うまれてきてくれて ありがとう』を歌い話題となった。

彼女は1978年、24歳の時に第9回世界歌謡祭に出場するも予選で落ち、挫折から立ち直りシャンソン歌手として地道に活動を続ける。そんな彼女の名前が広く知られるきっかけが2000年に出したアルバム『AURA』である。ライヴを聴いてその歌に感動した松本隆がプロデュース・全編作詞を手掛けた作品だ。それまで高橋久美子を名乗っていた彼女は、松本に「別れた亭主の名前をいつまでも付けているから売れない」とアドバイスされ“クミコ”に改名する。

出会いからおよそ16年を経て2人が組んだプロジェクト“クミコ with 風街レビュー”には、松本が在籍したバンド・はっぴいえんどの名盤『風街ろまん』にインスパイアされたアーティストたちが参加するというから楽しみである。

出典:https://www.instagram.com/takashi_mtmt
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)