ニューアルバム『BLACK DIAMOND』を8月31日にリリースする石井竜也が福岡ローカルのワイド番組に出演した。芸能情報のコーナーでSMAPの話題を取り上げると、自身も米米CLUBの解散を経験している彼は「俺は拍手解散だと思うよ」と率直にコメントする。
石井竜也が8月22日生放送の『今日感テレビ』(RKB毎日放送)にスペシャルゲストとして登場した。SMAP解散の続報を取り上げてスタジオが沈みがちな空気になるなか、意見を求められた石井が「良かったんじゃないですか?」と答えたので周囲も意外そうだった。グループがうまくいっていないなら「ごちゃごちゃやっているよりも解散という道を選ぶのも団体の運命」「どんなバンドでも解散するし、また戻ってくるバンドもある」との考えだ。
米米CLUBや石井竜也として何度か出演した『SMAP×SMAP』では「木村くんや中居くんから力づけられたこともある」という。そんな彼らの姿を振り返り「よく25年間、男たち、野郎どもがスクラム組んでやってきたな」「俺は“拍手解散”だと思う」とこれまでの活動に敬意を表した。もう十分やったのだからという気持ちだろう。
またSMAP解散発表に絡む「終わり方」についてコンサートやテレビ出演がなく歌も聴けないのは「ファンも寂しいのではないか」という声に、石井は「それは違うな」と返す。「休止」や「卒業」という言葉を選んで変な期待をさせるよりも「男らしく“解散”としたのは大人」であり、「ぎくしゃくしているのに、ファンの前で仲が良い雰囲気を醸し出す方が失礼ではないか?」という。『SMAP×SMAP』の収録についてもチームワークで成立してきた番組だけに「そこはSMAPというユニットとして譲れないところではないか。その核がしっかりしていないのに撮っちゃダメですよ」と持論を示す。
石井はずいぶん前から解散の兆候はあったのではないかという。SMAPが大きくなり過ぎてメンバーもそれを口に出来なかったが、ここに来てそれぞれの気持ちにずれが生じ自然発生的にこうなったと見ており、だから新曲やコンサートの予定があったとしてもチームワークが乱れて実行できないというのだ。
「団体とはそういう運命にある。決してSMAPだけの責任ではない」と今回の解散を受け止める石井竜也だが、彼は1997年に米米CLUBを解散してからもメンバーと飲みに行ったり集まって「なにかのきっかけで再結成する準備をした」そうだ。大変な苦労だったが、それが実って2005年6月に親交のあるCharの50歳のバースデーパーティーで米米CLUBが集まり10月の「解散撤回宣言」に繋がる。石井は自分の経験からSMAPへも「時間はかかるが季節はめぐる」と期待を残した。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)