シンガーソングライター・さかいゆうは2月3日に4枚目のアルバム『4YU』(フォーユー)をリリースした。彼はアーティストへの楽曲提供も多く、最近ではNegiccoの『矛盾、はじめました。』で作曲を担当している。SMAPの『Yes we are』や『DaDaDaDa』では作詞・作曲を務めたこともある彼が、5人のハーモニーについて語った。
5月8日放送の音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に出演したさかいゆうは、ハーモニーは一般的にそれぞれの声質が同じでないと上手くハモれないことを説明した上で「SMAPさんの場合はみんな違う」と切り出した。メンバー5人の声質がバラバラなのに「ぶつかりあっているなかで余計サウンドに広がりがある」というのだ。
そのような状況では1人でも違う声質を出すと「めちゃめちゃ」になると聞いて関ジャニ∞の大倉忠義が「すごいバランスなんや」と感じ入れば、高見沢俊彦(THE ALFEE)も「ユニゾンがきれい。ユニゾンがいいというのは最高ですよ」と称賛する。
SMAPのように声質の個性がぶつかりあい広がりをみせるかは、やってみなければ分からず計算ではできない。さかいゆうは「奇跡というしかない」「理屈ではない。SMAPだからそうなったのか、そういう人たちだからSMAPになったのか」と説いて関ジャニ∞や共演者をうならせた。
6日に生放送された『ミュージックステーション』ではゲストのaikoについて、さかいゆうがVTRで解説する場面があった。「ブレスまで全部音楽になっちゃう人は少ない」とその魅力を分析すると、「フワッ」と息を吸ったら急にaikoの世界になるという。aikoもブレスによって表現力を豊かにするよう意識していることを認めており、パフォーマンス前に「めちゃ緊張してきました」と焦っていた。
それほど的確な分析をするさかいゆうが「奇跡」と舌を巻くほど、SMAPのコーラスは魅力的なのだ。
出典:https://twitter.com/HMV_Hamamatsu
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)