股間を蹴られた時の激痛は、男性でなければわかるまい。では静かに、しかしぎゅっと睾丸を握り絞めたらどうなるのか…。別居中の夫に対し、地獄のような苦痛を与えた妻。寒気のするような話題がベトナムから飛び込んできた。
今月10日の夜、ベトナム南部ティエンザン省で事件は起きた。レ・キム・カイさん(53)と妻のファン・ティ・キム・チュオンさんは不仲につき別居中であった。2人の娘を引き取っていることもあり、妻のチュオンさんは「何か危険なことが起きたら夫の下半身の急所を攻めることが一番」と考えていたようだ。しかし、チュオンさんはやりすぎてしまったのだ。
この日、夫婦は娘の前で激しいバトルを繰り広げた。夫のカイさんは妻子が暮らす家を訪ねるも受け入れてもらえず、娘の1人もドアのカギを開けることを拒否。激怒したカイさんは持ってきたノコギリで無理やり鍵を壊して中に押し入った。夫婦は大喧嘩となり、両者を必死になだめようとした娘にまでもカイさんは鉄拳を振り下ろした。女性の悲鳴に気づいた隣人が駆け付けると妻・チュオンさんの手は夫の股間に。睾丸をギュッと握られたカイさんは地面に倒れ、チュオンさんはさらに攻め続けたが、その手は警察官が駆け付けた際にも緩むことはなかった。
チュオンさんは周囲に諭され、5分以上握りしめていた夫の股間からやっと手を離した。その際、カイさんはすでに意識を失い、顔面は紫色になっており、病院に搬送される途中で帰らぬ人となってしまった。娘たちとの新しい生活と、その平和と安全を侵そうとした夫。チュオンさんはティエンザン警察の取り調べに対し、「夫には単なる警告のつもりでそうしました」と話したという。
恐妻に睾丸を握りつぶされるという不運な亡くなり方をしたカイさんだが、地元自警団の団長として地域の人々の信頼を集める人物であった。カイさんの直接の死因については「食べ物が彼の気道を塞いだことによる窒息」と公表されたが、搬送先の病院では彼の睾丸の組織が完全に砕けていたことが判明しており、「夫、妻に睾丸を握りつぶされ死亡」と伝えているメディアも多い。
出典:http://tuoitrenews.vn
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)