“ポケモンGOが原因で海外でまた事故が発生”。今後はこんなニュースを1日に1本、ともすれば2本もご紹介しなければならないかもしれない。このたびの話題は米テキサス州から飛び込んできた。
ダラス郊外のテキサス州フラワーマウンドで、ゲームアプリの「ポケモンGO」に夢中になっていた男性がスマホの画面に誘導されるがまま茂みの奥深くに足を踏み入れ、毒ヘビに咬まれるという事態が起こった。男性の脚はみるみる腫れ上がり、救急医療センターに急行したことを同州のメディア『cbslocal.com』が伝えている。
被害にあった男性は18歳のレーン・スミスさん。ヘビはビーチサンダルを履いていたレーンさんの足首に絡みついた上、つま先を咬んだ。このヘビは毒を持つ「アメリカマムシ」とみられ、咬まれて数分もするとレーンさんの脚はみるみる腫れ上がり、痛みが太ももにまで上がってきたため、心配した両親が「ルイスヴィル医療センター/フラワーマウンンド救急医療室」に連れていったという。
しかるべき治療を受けて約24時間後に退院となったレーンさん。同医療センターの緊急治療室長を務めるジェームズ・ドイル博士は「ヘビの咬傷については、専門の治療が可能なできるだけ設備の整った医療機関をすみやかに受診することが重要です。痛みや腫れのほかに吐き気や痙攣、神経麻痺などの症状を呈することもあります」と述べている。
また病院の広報を担当するシシー・クレメンスさんは、レーンさんについて「彼は『あの時、友達と一緒で本当によかった。彼らのおかげで命拾いした。(ポケモンGOは)単独ではなく友達と一緒にやることが大事だね』とつぶやいていました」と説明している。ただし、ほかの事例でもそうだが、このゲームを競い合ったり協力し合ったり友達と一緒に行うと気分はさらにハイになり、より無茶をする傾向にあることを危惧する声も出ている。
「ポケモンGO」の大流行とともに急増する数々のトラブル。何も事故の話題だけではない。アメリカの警察では今、“私有地に見知らぬ者が侵入した”という通報が激増しているそうだ。歩きながら「ポケモンGO」に熱中するあまり、他人の敷地内に入り込んでしまった人々の可能性が高い。さらに、歩いているだけならともかく、キョロキョロして落ち着かない様子は不審者そのもの。泥棒と疑われても不思議はないため、驚いた住民が銃を持っていた場合、発砲事件が起きないことを祈るばかりである。
出典:http://starlocalmedia.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)