今、世界中で大人も子供も夢中という超人気のゲームアプリ「ポケモンGO」。しかしこの「ポケモンGO」にうつつを抜かすあまり、世の中では混乱が起き始めているもよう。特に恐ろしいのは交通事故が多数発生していることである。このほどは米ニューヨーク州で…。
ニューヨーク州オーバーン市で12日午後10時45分ごろ、1台の乗用車が道路を逸れて木に激突するという事故が起きたことを『nydailynews.com』が伝えている。運転していたのは28歳のスティーヴン・ケアリーさん。大破して悲惨な姿になってしまったこの車、そしてスティーヴンさんは今、話題の「ポケモンGO(Pokemon GO)」に夢中になっている全ての人々に対し、「あなたもこんなことにならないよう気を付けて!」と警告している。
スティーヴンさんは足首を骨折し、擦過傷を負ってすぐに病院に救急搬送された。オーバーン警察によると「今回の事故でスティーヴンさんが命を落とさなかったのは奇跡」だという。それほど大きな事故だったのだ。スティーヴンさんは警察での事情聴取で、前方不注意となった理由について「ポケモンGOをやりながら運転していた」と認めたという。
ところが、この損害を寄付金で補おうとしたのはスティーヴンさんの弟であった。インターネット募金サイトの『GoFundMe』を通じ、人々に「哀れな兄に温かいご寄付を!」と呼びかけている。目標額の3,000ドルに対し、現在集まったお金はたったの270ドル。いつまたどこで危険運転を繰り広げるかわからない人物に対し、世の中はそんなに甘くないようだ。
一時期に比べれば自重する人がかなり増えた運転中のスマホ使用や歩きスマホ。それが「ポケモンGO(Pokemon GO)」の大流行により、また逆戻りしてしまったと批判が続出している。
出典:http://www.nydailynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)