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writer : flynn

【海外発!Breaking News】ズールー族の“聖地” 断崖絶壁で身動きが取れなくなったヤギ、4日後に無事救出(南ア)

南アフリカ・ダーバンから100キロほど内陸に入った地域に、95メートルもの高さを誇るホウィック滝という見事な滝がある。このホウィック滝の滝つぼは、同地域に住むズールー族たちにとって先祖の魂が宿る“神聖な場所”として崇められており、呪術師以外は近づかないと言われている。このほど、その聖地にある断崖絶壁の小さな足場に、身動きの取れない状態で立ちすくむ雄ヤギが発見された。

7月4日の午後、警察官を退職したジャック・ハスキンズさんと動物保護グループのもとに雄のヤギがホウィック滝の断崖絶壁で身動きが取れなくなっているという一報が飛び込んできた。ヤギは足元のおぼつかない小さな突起に佇んでおり、いつ絶壁から落下してもおかしくない状態であった。固唾をのんで見守る住民たち。しかし、ハスキンズさんらに救助の術はなく、ボランティアの救助グループもその日に駆け付けることはできなかった。

そこで現地から30キロほど離れた警察の捜索救助班が出動する事態となった。ヤギは滝に面した崖下8メートルの小さな足場にいた。おそらくエサを求めてジャンプして降りたものの行き場がなく、滑りやすい場所で上に登ることもできなかったのであろう。しかも住民の目撃談によると、ヤギは4日間もその小さな足場で立ち往生していたのだ。

救出作戦を開始した警察官の1人が、まずは自ら絶壁を降りヤギに近づき、投げなわでヤギを捕獲。そのヤギを1時間かけて引き上げ、無事に安全な場所へと保護した。警察官らはヤギがおびえて足場から飛び降りるという最悪の事態を避けられたことに心から安堵したそうだ。

現在、ヤギは動物保護団体のもとで手厚い保護を受けており、やや脱水症状であるものの回復しつつあるとのこと。所有者がわかるまでは当面、この保護団体がヤギの世話をすることになっている

出典:http://maritzburgsun.co.za
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)