エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】加藤浩次が笑福亭鶴瓶を不思議がる。「テレビで2回も下半身を出して、好感度が高い」

お笑い芸人の加藤浩次(極楽とんぼ)が、自身が司会を務める番組にて落語家でタレントの笑福亭鶴瓶と対談した。久しぶりの共演となった加藤は本当に嬉しそうで、まだ無名だった自分の暴走にも好意的に反応してくれた鶴瓶との思い出を懐かしそうに話していた。

5月8日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ系)でのことだ。「テレビで2回も下半身を出して好感度の高いやり方、教えてもらえます?」と加藤浩次が言うと、「タクシーのおっさんにも言われた」といたずらっぽく笑う笑福亭鶴瓶。1度目は1975年、23歳の時テレビ東京の深夜番組で、2度目は2003年、51歳の時フジテレビ『FNS27時間テレビ』で、どちらも深夜の生放送であった。テレビ東京の一件では28年間同局を出入り禁止となり、他局の番組でも約10年間使ってもらえなかったのだ。

そんな騒ぎを起こしても、現在の鶴瓶はお笑いの先輩後輩から、また一般人のどの世代からも支持される“愛されキャラ”である。ロケで出会った初対面の一般人と何十分も会話を続けられる彼のコミュニケーション力には、加藤も脱帽するばかりだ。

加藤が忘れられないのは、まだ無名だった彼があるテレビ番組で鶴瓶の側頭部にいきなりバスケットボールを投げつけた事件である。鶴瓶チームと志村けんチームに分かれてバスケットの試合をやり、最後は大将同士のフリースロー対決になった。その他大勢の扱いだった加藤は、“何とか目立ちたい”と怒られるのを覚悟でフリースローの構えをしていた鶴瓶にいきなりボールをぶつけたのだ。その瞬間“ドッ”と笑いが起こり、再度ボールを打とうとした鶴瓶はカメラに映らないように「また、やれ」と加藤に合図を送っていたのだという。

若手芸人のこうした無鉄砲な行為をとがめないのは、鶴瓶も新人の頃に故・横山ノックさんの頭を叩いたが笑って受け入れてくれたのを覚えているからだ。「みんな通ってきた道だから」と鶴瓶は平然としているが、ビートたけし、明石家さんま、タモリや志村けんにこれをできる若手芸人はどれぐらいいるだろう。かつては“狂犬”と呼ばれた加藤でさえ、鶴瓶にバスケットボールをぶつけても志村にはできなかったそうだ。

志村といえば、自分の頭を叩いて許せる後輩は浜田雅功(ダウンタウン)だけだと認めたことがある。理由は「必ず“ウケる”場面で突っ込み、小突いてくる」からだそうだ。また収録前には浜田の方から楽屋に挨拶に来て、世間話をして帰っていくとのこと。やはり無名の新人芸人が、いきなり叩ける相手ではないのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)