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writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】オオカミに咬まれて口元が変形した中国人男性、ついに形成外科手術へ。<画像閲覧注意>

幼い頃に狼に咬まれて口元が大きく変形してしまったという中国の男性。この口元のため自宅で引きこもって生活してきたが、65歳にしてようやく手術を受けようと決心。「普通の暮らしをさせてあげたい」と、20人もの医師が無報酬で治療にあたるという。

この男性は中国貴州省の山岳部に暮らすWu Xiuyouさん(画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット)。口元がこのような状態になってしまったのは11歳の時に狼に噛みつかれたことが原因だ。「これでは学校にも通えないし、仕事を見つけることも結婚も難しい」と言い、彼は65歳の今までずっと自宅に引きこもる生活を続けてきた上に、咀嚼が難しいことから食事も液体状のもののみだという。そんなXiuyouさんのため、四川省のとある病院でその口元の機能的、審美的両面の治療が始まった。それにあたっては、北京、成都市、四川省楽山市などからたくさんの医師が無報酬で集まってくれたことも伝えられている。

執刀医のChen Fei医師は、「中国全土のあらゆる分野の医師に声をかけ、アドバイスを求めました。過去15年を振り返っても、この手術がもっとも困難を極めるものになりそうです」と語る。形成外科医や口腔外科医はもちろんのこと、頭頸部や顔面の血管、神経に関するありとあらゆる分野のエキスパートが約20名集まった。今後必要になる唇と頬については、Xiuyouさん本人の脚から削り取られた皮膚と筋肉が使用される予定だ。またこれらの歯は最初に取り除かれ、治療部分の回復が順調であることを確認した後に再び顎の骨に戻すとのこと。

日本でもすでにかなりの発展を遂げてきた、こうした形成外科の分野。美容整形とは異なり、生まれつき、あるいは幼い頃の病気や家庭内で起きた事故、交通事故などにより、頭部から足のつま先までに何らかの形態異常を示し、本人が機能的および審美的に不満や障害を感じている場合は、専門医による形成外科手術を受け、術後のリハビリを経て機能および外見的な自信を取り戻そうという時代になっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)