仕事中に機械に腕を挟まれ、手首を切断されてしまった中国湖南省の青年。このほどその接合手術が無事成功したが、彼は術前の1か月間、足首から手が生えているかのような大変めずらしい姿に耐えていたという。
昨年11月、仕事中に機械に挟まれて右の腕が潰れ、手首を切断するという大変な事故に見舞われた中国湖南省長沙市のXiao Weiさん。同僚により運び込まれた病院で医師は彼に義手を覚悟するよう伝えたが、本人がこれに抵抗。接合手術を試みてほしいと強く訴えた。
ただし戻す先である腕もまっ平らに潰れており、そちらの治療と組織の治癒には約1か月間を要した。その間、手の状態を維持するためにも手首を本人の体の一部に暫定的につなぐことが必要となり、医師は彼の左足首が最もふさわしい場所であると判断。その結果、Weiさんの左足首から右手が飛び出すことになった。
彼は病室においてもメディアの取材を快く受け入れており、「あまりの重傷で接合手術は無理だという医師の説明を、僕はどうしても受け入れられませんでした。まだ若いし、右手のない人生なんて想像できません」と話していた。そして手首と腕を接合する手術はこのほど無事成功。今後も様々な治療が必要となるそうだが、リハビリを続けることにより腕の機能の完全なる回復も夢ではないそうだ。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)