元モーニング娘。の“ミキティ”こと藤本美貴が、バラエティ番組『ホンマでっか!?TV』で子どもへの授乳は母乳のみを飲ませていることを明かした。彼女は「粉ミルクだったら、夫の庄司智春も子どもと接する機会が増えるのではないか」と気にしていたようだ。しかし、父親の愛情が出産の時から母親を通じて子どもに伝わることを聞いたミキティは、ある夫の言動に思い当たったのだ。

5月28日放送の『ホンマでっか!?TV』は、“母親のスゴさ教えます”をテーマに評論家の方々から持論や情報が語られた。その1つが母乳についてだった。

母乳評論家の大谷元先生によると、母乳は赤ちゃんが飽きずに飲み続けるよう“乳糖”によるほのかな甘みがあるという。栄養を補給するのに一定量を飲む必要があるからだ。逆に母親の母乳量にも限度があるので、最初は母乳中の脂肪が薄く、徐々に濃くなりある程度飲むと満足するようになっている。また、最近は花粉症の乳児が増えているが、母乳をしっかり飲ませるとアレルギー体質になりにくいそうだ。

MCの明石家さんまをはじめ、レギュラー陣たちはそうした細かい役割を果たすように作られている人間の体に驚く。

この話題を受けて、親子心理評論家の山崎雅保先生が「お母さんの出産は命がけ。その時に母親に愛情を届けるのが夫（父親）の役目」だと持論を語った。そうすることで「お母さんを通じて子どもに父親の愛情が入ってくる」というのだ。

「わかるっ！」とそれに反応したのが藤本美貴だった。完母（完全母乳）だという彼女は「子どもがまだ小さい時に、だんなさんが哺乳瓶で授乳することがないので、やることが大してなかった」と夫・庄司智春（品川庄司）の姿を思い出す。

「私だけが大変な思いをして子どもに母乳をあげていると、だんなさんが『ありがとね～』とか声をかけてくるので“あっ”と感激することがあった」という彼女の体験に、さんまが「あいつ、それをやりよるの!?」と訊ねる。「やります、やります！　『ミキちゃん大変だね～』とか言ってくれます」と聞くと、「あいつ、偉いなー！」と感心していた。

ブラックマヨネーズ・小杉竜一がその庄司の言葉に「それで、あいつはふんどし姿で『ミキティー！』って言ったんや」と指摘すると、さんまは「それはもう、言ってもええわ！」と庄司のギャグを認めたほどだ。

ところで医療評論家のおおたわ史絵先生によると、母乳だけで子どもを育てた母親は後に子宮がん、乳がんのリスクが減少する研究結果があるとのこと。授乳による母親のホルモンバランスの変化が好影響を及ぼすらしい。完母のミキティも意外な効果に驚いていた。

※画像は『Facebook 庄司智春』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）