『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)のカラオケの得点対決で26連勝中のMay J.を破ったサラ・オレインが、今度はブロードウェイ歌手のキャリー・アンダーソンと日本でも人気の歌姫・シェネルの挑戦を受けた。カラオケ女王となったばかりのサラは、自信満々で挑んできた強敵2人を相手にその座を守ることができるのか。
May J.もCDで歌っているディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go~ありのままで~」。英語バージョンでそのMay J.に挑んで勝利したサラ・オレインが、5月24日の『関ジャニの仕分け∞』で早くも二番勝負を行った。
1人目の相手はブロードウェイで活躍するキャリー・アンダーソンだ。彼女は『ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2010』の『美女と野獣』で、主人公のベルを演じた実績もある。そして『ディズニー・オン・クラシック 2014』では『アナと雪の女王』のエルサ役に大抜擢され、主題歌「Let It Go~ありのままで~」も披露する。
サラ・オレインはMay J.に続き、その「Let It Go~ありのままで~」の英語バージョンでキャリー・アンダーソンと競うこととなった。「本物ですからね…」と肩を落として戦意喪失気味のサラ・オレインに対して、キャリー・アンダーソンは「この対決は私が絶対に勝つわ!」と気合十分だ。
先手はキャリー・アンダーソンが歌い、ブロードウェイの風が吹くかのような迫力ある歌声で圧倒した。加点された回数・41回で94.074点を出した彼女は、「緊張と時差で本調子ではないけど、悪くない得点だわ」と納得するようにうなずいた。
ところが次に歌ったサラ・オレインは、加点された回数・67回で97.992点という番組歴代3位の高得点を叩き出した。キャリーが「すごく、良かったわ。音程を見事に合わせて歌えていたところが素晴らしい」とコメントしたように、サラの歌は圧倒的に音程ミスが少ないのが特徴だ。
予想を上回る高得点にサラ自身も驚いていたが、関ジャニ∞メンバーも興奮していた。横山裕が「伝説の幕開けちゃうか、これは凄いぞ!」と叫ぶと、周囲もその予感に騒然とする。
そんなサラ・オレインに挑む2人目は、米・ロサンゼルスを拠点とするR&Bシンガーのシェネルだ。日本でも映画『海猿』の第4作・『BRAVE HEARTS 海猿』の主題歌「「ビリーヴ」の大ヒットで知られる。
今回はその「ビリーヴ」で本家・シェネルとサラが対決した。シェネルは持ち歌でありながらも、さらに音程ミスを出さない特訓をしてきたという。「やるからには絶対に勝ちたいでしょ!」と気迫に溢れていた。
先に歌ったシェネルは、音程ミスは5回、加点は63回となり95.038点をマーク。ガッツポーズするシェネルの姿にサラは、「シェネルさんが歌うとそうは感じないけど、ものすごい難しい曲なんですよ」とコメントする。ファルセットの高音が得意なサラだが、この歌は低音部が魅力でもある。「ロングトーンでブレスが足りないと声量が落ちちゃうので、すべてにおいてものすごく集中しないといけないです」とかなり練習してきたようだ。
そのサラ・オレインが歌った「ビリーヴ」は音程ミス・4回、加点・96回となりシェネルも「ウワ!」と目を丸くした。サラの得点はなんと98.038点となり、先ほど出した自身の記録をさらに更新した。関ジャニ∞も「これは、凄いわ!」と唸りながら「シェネルもびっくりしたでしょ?」と彼女に振ると、「イエーッ! クレイジー!」と想像を超える得点に呆れていたほどだ。
ところで、サラが出した98.038点をもってしても番組歴代3位にしか届かない。1位の98.229点と2位の98.055点の記録を持つのは、5月3日の放送で女王の座を奪われたMay J.なのだ。
番組ではそのMay J.に、サラに破れた直後の心境を聞いていた。この日はそのインタビューが放送されたが、彼女は涙を流しながら「負けるって、こんなに悔しいことだったんだって今日、すごく実感しましたね」と本音を明かしている。
2年間勝ち続けてきた中で、彼女は「悔しい想いが自分を動かしてくれると思う。いつも上手くいかなかったりとか、積み重なっていたからこそ、自分はもっと頑張らなければいけないという原動力になっていた」ことを経験してきた。そして、「もう一度自分を見つめ直して、120%のMay J.でまた歌えるように、またここからスタートだと思って頑張っていくしかないと正直感じています」とリベンジする意志を露にした。
一方、強敵2人を破ったサラ・オレインは「強くなっていきたいと思います」と静かな闘志を見せており、カラオケ女王としての自覚を持ったようだ。いずれ実現するであろう、May J.との再戦に期待が高まる。
※画像は『twitter.com/SarahAlainn』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)