May J.が歌うディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let It Go ~ありのままで~』が大人気だが、先日放送された『関ジャニの仕分け∞』ではその『Let It Go』を歌いながらも、26連勝中だったカラオケ得点対決で初の黒星を喫した。普通ならばかなりのショックを受けるところだが、彼女がブログで伝えた「今の私のありのままの気持ち」は落ち着いた謙虚なものだ。ところが、そのMay J.が「人生の中でも凄いショックだった」という体験を明かしている。それはまだ7歳の頃に起きた。
神奈川県横浜市生まれのMay J.は、日本人の父親とイラン、ロシア、スペイン、イギリス、トルコの血を引く母親を持つ。4か国語以上を話すマルチリンガルの家庭に育ったことから英語、日本語、ペルシア語を話すことができ、イランやロサンゼルスに親戚がいる。
5月4日に放送されたFBS福岡放送『ナイトシャッフル』に出演した彼女は、経歴紹介の中で「3歳の頃には歌手になりたいと決めていた」と子ども時代を振り返った。当時からディズニー映画が好きでその中の曲を歌っていたそうだ。14歳でオーディションに合格すると、インターナショナルスクールに通い18歳で歌手デビューした。
数年間は鳴かず飛ばずで下積み時代が続くが、「どんな小さな仕事でも、積み重ねることで、いつか大きなものになる」そう思っていた彼女は、さほど辛くは感じなかったという。好きな言葉は「日進月歩」なのだ。
やがて、歌も売れ出して25歳で映画『アナと雪の女王』の『Let It Go ~ありのままで~』に出会う。「嘘だと思った。まだまだの私が歌っていいの?」そう感じたというMay J.は、その楽曲で幼い頃からの夢だったディズニーの歌でブレイクする。
そうしたプラス思考のMay J.だが、7歳の頃に起きた体験は忘れない。オーストラリアに旅行した時のことだ。「波の出るプールで溺れた」のである。幸い大事には至らなかったが、「人生の中で凄いショック」な出来事として今も彼女の記憶に残っている。
また和食が好きな彼女だが、なぜか「白米だけだと嫌い」だという。何かおかずが一緒でなければならず、白いご飯だけを食べるのが苦手なのだ。「幼い頃にけっこう無理やり食べさせられて、それがトラウマになった」らしい。
成長してからは歌手となっての下積みも辛いと思わなかったそうだが、意外にも子ども時代の思い出は今も心の奥に苦手意識として残っているのだ。ただ、それが今の精神力を作ったのかもしれない。
4月26日付のカラオケDAM週間ランキングでは、May J.の『Let It Go ~ありのままで~』が3位だった。カラオケボックスでそれに気づいた彼女は、「すごくたくさんの方が歌っていると思い嬉しかった」と語る。
英語版のその楽曲でカラオケ得点対決に負けた彼女は、5月3日に『May J.オフィシャルブログ「May J.’s Diary」』で「いつかはこの日が来ると思っていました」と心境を綴っており、これまで26連勝した中には声が出ずに苦しんだこともあったと明かしている。
「本当は無敗でい続けられるのならいたかった。でも、負けることできっともっと成長できるってことにも気付いていました。だから、負けてもここで終わりだと思っていないし、ここから新しいスタートだと思って前に進みます」と綴る彼女は、やはり“日進月歩”を忘れてはいなかった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)