大泉洋が明石家さんまのトーク番組にゲストとして登場した。大泉は自身の話の面白さはもちろんのこと、さんまからも興味深い話を引き出すなど大活躍だった。
俳優の大泉洋が、5月17日放送の『さんまのまんま』にゲスト出演した。
大泉は今でも、北海道に3本のレギュラー番組を抱えている。これに驚いた明石家さんまが、「えっ、週に3回くらい(北海道に)帰ってるの?」と訊ねた。
実際に北海道に帰るのは月に3回くらいのようだが、大泉は自身のレギュラー番組ならではの“特徴”について語った。「1回ロケに行ったら、下手したら4週くらい(の放送時間分)は撮れちゃう」というのだ。大人気番組『水曜どうでしょう』では、「5泊6日のロケに出たら、それだけで3か月くらい放送する」と笑いながら明かす。続けて「さんまさんのやり方で、北海道のローカル番組に出たら、1回のロケで番組が一生続くくらい(の内容を撮ることが)できますよ」と話し、さんまを大笑いさせた。
また、大泉が主演を務める映画『青天の霹靂』が話題に上った時のことだ。「(さんまさんが)映画を観ながら、何か言いそう」と大泉が冗談交じりに言うと、さんまは「(映画観る時はあれこれ)言わへんよ。まぁ、でも『アナと雪の女王』(を観た時)は一緒に主題歌を歌った」と答えた。「えっ、観に行って歌ったんですか?」と尋ねる大泉に、さんまは「小さい声やけど『ありのままのー』って歌ったよ。最後もちゃんと静かに『少しも寒くないわ』って歌った」と明かしたのだ。
さらに映画『青天の霹靂』のテーマが“家族”であることにちなんで、大泉が「さんまさんは、親子(がテーマ)のお話に弱かったりしませんか」との質問をぶつける場面もあった。さんまは「俺は自分の子ども時代も、他の人からしたら『恵まれてる家族や』って思うかもしれんけど、不満もあったりしてきた人生やから」と前置きし、自分が泣きたいと思う時は「“親子もの”の映画を観る」ことにしていると告白。さんまは特に好きな“親子もの”映画として、『チャンプ』と『クレイマー、クレイマー』を挙げていた。
この日の放送で大泉は、自分の話や映画の宣伝をしてスタジオを笑わせつつ、MCのさんまからも興味深い話を引き出していた。特にさんまが発した『クレイマー、クレイマー』という言葉から、かつて『明石家マンション物語』で関根勤と共に行っていた人気コーナー“クレーマークレーマー”を筆者はふと思い返した。このようにさんまのトークの魅力と大泉のさりげないアシストが相まって、様々な角度から楽しむことができる放送回となっていたのだった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)