エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】明石家さんま、“お笑い芸人”の原点は“幼少時代の寂しさ”だった。

明石家さんまが自身のラジオ番組で、子どもの頃の思い出を明かした。そこには“お笑い芸人 明石家さんま”を生む原点となるような出来事があったのだという。

4月19日夜に放送されたラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)にて、お笑い芸人の明石家さんまが“幼少期の思い出”を語った。この日はアイドルグループ「Juice=Juice」のサブリーダーを務める金澤朋子がゲストで登場したが、彼女が「兄1人妹3人(下の2人は双子)」に挟まれて育った点にさんまは反応を示した。

さんまが「俺なんかも(兄と弟に挟まれて育った)次男やからわかるけど、『上(兄)と下(弟)ばっかり(可愛がって)』ってやきもちやくことあるよね?」と話すと、金澤は「ありますあります」と同意する。そして、さんまは次男として育った時のエピソードを披露した。

親から褒め言葉で「高文(さんまの本名)は何でもひとりで大丈夫や」と言われて育ったさんまは、その言葉が「スゴイ寂しかった」のだという。子どもの頃、兄が親から“勉強の成績が悪いこと”について怒られているのを見たさんまは「(自分は怒られないようにちゃんと)勉強せな(アカン)」と思って勉強に励んだそう。その結果、親からますます「高文ちゃんは、ほっといても大丈夫や」と言われることになったと話すさんまは「でもこっちは(どこかで親から)怒られたい(と思ってる)んですよ」と当時の複雑な心境を述懐した。

そんなさんまは子どもながら「親戚は俺のモノ(自分のことを気にかけてもらうよう)にしよう」と思い立ったようで、親戚が集まった時に「親戚中のおっさん、おばさん全部笑わせて回った」のだと笑いながら語った。さらに、さんまは「友達集めてしゃべったり、向かいの(家にいる)おっちゃん笑わせてやろう」と自分の周りと積極的に関わることで“近所の人気者”になっていったのだと明かした。

そんな幼い頃を振り返り、さんまは「(そうすること)で(今の)俺が出来上がったから、結果としては『まぁ、良かったか』と思える人生やね」と笑いながら口にしていた。自らの生い立ちについて話すことはそれほど多くないさんまが、この日の放送では珍しく“自身の原点”を語ったのだった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)