モーニング娘。’14のメンバー4人がお昼のバラエティ『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)に出演した。同番組では3日にわたり出演することになるが、モー娘。は初日から道重さゆみを中心にバラエティ対応力の高さを見せて笑いをとった。だが、最終兵器は最終日の切り札として温存していたのだ。鈴木香音の1人コントには、リーダーの道重さえも「それダメ!」と叫んだほどだった。
4月23日から25日にかけて放送された『ライオンのごきげんよう』に、モーニング娘。’14はバラエティの精鋭4人を送り込んできた。道重さゆみ、生田衣梨奈、鈴木香音、石田亜佑美の4人はそれぞれが日替わりでアピールを見せた。
道重さゆみが司会の小堺一機をやりとりしながら番組を進行する役割で、メンバーを引っ張った。生田衣梨奈は、初日は生意気なキャラとしていじられたが、2日目は特技のゴルフについて「ドライバーで230ヤード飛ばします」と明かして驚かせた。また、器械体操の“ハンドスプリング”を軽々とやってのけて小堺ら共演者を唸らせている。
石田亜佑美は道重にプレゼントしたピンクのリュックを使ってくれないと訴えて、逆に道重から「モー娘。で一番私服がダサい」と指摘され「どんなにカワイイものでも、石田からもらったらダサく見える」とカミングアウトされてしまう。
2日間、番組を盛り上げて存在感を示してきたモーニング娘。’14が、3日目にはさらに強力な一撃を見舞った。12歳、小学校6年生の時にモー娘。のオーディションを受けたという鈴木香音(15)が手を挙げた。
オーディションでは「1分間自分の好きなことをアピールする」という課題があり、彼女は自分にできる一番のアピールはコントだと考えたという。小堺から見せて欲しいと振られると、カラテカの2人も共演していたことから「芸人さんの前でやれるなんて凄い!」と臆するどころか嬉しそうだ。
鈴木はトークする舞台から客席の前に進み出て、「靴を脱ぎます」と裸足になって準備する。道重さゆみらメンバーたちも「初めて見る」と期待していた。「1人コント! ギャップ!」とタイトルを告げて鈴木香音のコントが始まった。
「はぁーっ、今日も疲れたなー」と部屋に戻ってきたらしい彼女は、いきなり床に仰向けに転がると膝を組んだ。“見せパン”をはいているとはいえ、スカートは太ももまで全開だ。「プルルルル…あ、もしもし部長ですか~」と部長からの電話に出る彼女。電話が終えると「くそったれがっ!」と電話を叩きつける。
するとそこにペットが来たのか「ミーちゃんっ、おいでおいで」とミーちゃんを可愛がる素振りをして、いきなり「足でパフッ!」と両足で挟みつけるようにした。「えっ!」「ミーちゃん!?」と慌てる鈴木。ほぼ同時に共演していた東ちづるからも「えっ!」と驚きの声があがる。鈴木は「ミーちゃん! ミーちゃん!?」と心配しながら、ふと自分の足の異変に気づき、つま先の臭いを嗅ぐと白目を剥いて失神してしまった。
コントが終わったと判断した小堺一機は、立ち上がって「みなさん、係員の指示に従って出てください!」と警告してみせる。カラテカ・入江も「あぶない、あぶない」とヒヤヒヤして見ていたようだ。
鈴木が説明したコントのオチは、「ネコのミーちゃんを可愛がって、足で挟んだら足が臭くて失神してしまった。自分でも嗅いだら臭さに耐えられずやはり失神した」ということらしい。東ちづるはネコのミーちゃんが足で挟まれた勢いで、つぶれて死んでしまったと思ったのだろう。足の臭いで失神したと分かると「なんだ~」とホッとしていた。
小堺の話ではコントが始まって鈴木が床に仰向けに寝転がった時に、道重さゆみたちは「それダメ!」と叫んで慌てたらしい。「きわどかったですね」と道重さゆみも若手メンバーのコントに冷や汗をかいていた。
当の鈴木香音は「私は“NGなしアイドル”なので、何でもやるんです」といたって平気で、その後も果物のモノマネが得意だと「バナナ」や「みかん」のマネを披露している。そのシュールさに小堺も「これからも頑張ってください」とひと言述べて多くを語らなかった。
ところで、4月28日月曜日の『ごきげんよう』にはゲストに坂上忍が出演する予定となっている。同番組は月曜日のみ生放送となっており、『バイキング』終了後に直行してきた坂上がどのようなトークをしてくれるのか楽しみだ。
※画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)