アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】トイレの個室にライオンが! ピクニックスポットでの恐怖。(南ア)

トイレで個室のドアを開けたらすでに人がいて互いに恥ずかしい思いをしたという経験をしたことがある人も多いだろう。しかし、そのドアの向こうにライオンがいたというのは、南アフリカでも滅多に体験できないことだ。

カラハリ・トランスフロンティア公園(Kgalagadi-Transfrontier Park)は南アフリカとボツワナにまたがる自然公園。そこにカムクァ(Kamqua)というピクニックスポットがある。旅行者はそこで車から降りて足を伸ばし、ピクニック、ブライ(BBQ)ができる。もちろんトイレ休憩もできる。

地元紙によると1月末の週末、そのピクニックスポットでケープタウンから来た女性がトイレでの恐怖体験を語った。用を足そうと個室ドアを開けようとしたが、中から低いうなり声が聞こえたのだ。一瞬で背筋の凍る思いをした女性は、ドアを開けずに夫と他の旅行者に助けを求めた。

トイレの個室にこもっていたのは雌ライオン。壊れていたトイレのドアから入ったのだが、どうやって出ればいいのか分からなかったようだ。雌ライオンは外に出ようと暴れたようで左足、首に傷があった。

2人の男性がドアを開けてライオンを逃がそうとしたが、雌ライオンが攻撃的になってきたため、プロに任せた方がいいとそのまま放置することにした。結局、8km先のキャンプ場についた時点で公園管理者に通報した。

その場に残っていた観光客はライオンが出てこないかヒヤヒヤしながらピクニックスポットにいたが、30分後、雌ライオンは自力でトイレのドアから出て行き、丘の方へ去って行った。

公園の観光管理者によると、「雌ライオンは非常に暑い日だったので涼しい場所を探していただけ。ピクニックスポットは柵をしているわけではないので動物が歩いていることはちょくちょくあること。トイレに入る前には気をつけてもらうしかないでしょう。」とコメントしている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)